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中井貴一主演「アゲイン 28年目の甲子園」で工藤阿須加&太賀が高校球児に!

2014年6月8日 12:10

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高校球児役に扮した工藤阿須加&太賀
高校球児役に扮した工藤阿須加&太賀
(C)重松清/集英社 (C)2015「アゲイン」製作委員会

[映画.com ニュース] 中井貴一主演で重松清氏の新作小説を映画化する「アゲイン 28年目の甲子園」に元プロ野球選手・工藤公康の長男で俳優の工藤阿須加と、俳優・中野英雄の次男、太賀が出演していることが発表され、ふたりが撮影に挑む姿を収めた特別メイキング映像がお披露目された。

全国の元高校球児が世代を超えて出身校別にチームを作り、再び甲子園を目指して戦う「マスターズ甲子園」を題材に、かつて忘れようとした夢に再び挑戦する不器用な大人たちの姿を、大森寿美男監督(「風が強く吹いている」)が描き出す。中井扮する主人公の28年前の高校球児時代を工藤が演じ、太賀がその野球部である事件を起こしてしまうチームメイト役を演じる。

現在放送中の連続ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」で社会人野球の投手役を演じ、人気上昇中の工藤だが、本作での役どころは高校野球の内野手。撮影は2013年11月に行われており、工藤は「自分はテニスをやってきた人間で野球は未経験でした。経験したことがないことをイメージしながら演じることの難しさを感じながら、よりリアルに見せられるように心がけて役に向かいました」と振り返る。

一方の太賀は「バッテリー」や「ひゃくはち」といった野球映画に出演しているが、「仕事以外で野球の経験がほとんどない自分が高校球児を演じるうえで、その若さや情熱を体現できうるもののひとつとして“気合いのヘッドスライディング”かなと。そこに高校球児のそれを集約できればと、特訓させていただきました」と熱意たっぷり。中井らベテラン勢にまじって野球の練習に励んだときのことを、「先輩方がボロボロになりながらも一丸となって野球に打ち込む姿に、言葉ではなく背中で教えられた気がします」と語る。

このほど公開された特別メイキング映像には、真っ黒に日焼けした丸刈り頭のふたりが物語の見せ場で浜辺を全力疾走するシーンの撮影風景や、太賀渾身の“気合いのヘッドスライディング”が収められた。また、中井に「役者についてもっと色々聞きたかった」という工藤が、一緒に食事ができると知って顔をほころばせ「聞きまくろう」と貪欲な姿勢をみせるもほほえましい。

メガホンをとった大森監督は工藤と太賀について、「器用に芝居をやろうとするのではなく身体で役になりきろうとするところが、ふたりに共通する才能だと思います。映画が好きで、現場が好きだというのが言動や態度から感じられて、周りからも愛され、ふたりは自然と名コンビになっていった気がします」と評した。

主演の中井や、このほど発表された工藤と太賀のほか、柳葉敏郎西岡徳馬和久井映見波瑠らが共演する。15年1月に全国公開。

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