人気モデル×「リアル鬼ごっこ」シリーズの監督、ホラ－ゲーム「零」を実写映画化！

原案は、霊を映しだすカメラ“射影機”で霊と戦い、廃屋となった日本家屋や廃村で謎を解き明かすアドベンチャーホラーゲーム。和のテイストを取り入れた世界観で多くのファンを獲得し、2001年に発表された1作目「零　zero」から8作品が制作され、シリーズ累計130万本を売り上げた。Wii U専用ソフトとして新作の発売が予定されており、再び注目を集めている。

映画版は、サスペンス漫画「多重人格探偵サイコ」で知られる大塚英志氏が、「零　zero」を小説化したものを原作に、日本家屋から山間にあるミッションスクールの学生寮に舞台を置き換え、不可解な死の連鎖に迫る。「怖さの中にも美しさのある作品にしたい」という安里監督は、7月末の完成を目指し、撮影を行っている。ほかに小島藤子、美山加恋、山谷花純ら若手女優が出演。

月守アヤ（中条）は、「自分が死ぬ」というビジョンに襲われたショックで、寮の部屋を出ることができなくなる。その日を境に、幽霊の目撃談が相次ぎ、そのまま生徒が失踪する事件が発生。やがて、姿を消した生徒たちが、霊を発見する前にアヤに生き写しの少女が写った写真を見ていたことが判明する。正気を取り戻したアヤは、親友を失ったクラスメイトの風戸ミチ（森川）とともに、神隠しの謎に迫る。

中条は、テレビドラマ「黒の女教師」で女優デビューを果たし、その後も「SUMMER NUDE」などドラマやUNIQLO「ワンピース」などCMでも活躍。本作で、銀幕デビュー作にして主演を果たすことになり、「本当に有難く思っています。同時に、良い意味でのプレッシャーも感じながら日々撮影に挑んでいます」。そして、「安里監督にしかできない素晴らしい演出・世界観、素晴らしい共演者の方々、そして最強のスタッフさんに支えて頂き、この作品に携われた事を誇りに思い、最後まで頑張って行きたい」と闘志を燃やしている。

誌面に加え、スクリーンでも中条とタッグを組むことになった森川は、「渇き。」「チョコリエッタ」など話題作の公開が控えている注目株。ホラー作品は苦手で、オファーを受け不安もあったそうだが「台本を読んで、この映画ならきっと私も出来上がったとき楽しめると思える、ただ驚きと恐怖だけではないとても綺麗なホラーの内容だったのですごく安心しました」と吐露。「はじめてのホラーということで不安も多いですが物語をひっぱっていく立場として頑張ろうと思います」と決意を語った。

「零 ゼロ」は、今秋全国公開。