「花と蛇」新ヒロイン・天乃舞衣子、桜木梨奈の大胆告白に、先輩・濱田のり子もタジタジ
2014年4月16日 21:40
[映画.com ニュース]団鬼六氏のSM官能小説を原作とした4年ぶりの映画化となる「花と蛇ZERO」の公開記念トーク&緊縛ショーが4月16日、都内で行われた。トークショーには天乃舞衣子、濱田のり子、桜木梨奈の主演3人と木村祐一、橋本一監督が参加。緊縛ショーは、これまでの「花と蛇」全作品で緊縛監修を行っている有末剛氏が、エロティックかつ幻想的な“縛りの極意”を披露した。
オーディションで主演を射止め、女性の監禁事件を追う刑事を演じた天乃は「初主演、初脱ぎで、まさか自分が出るとは思わなかったけれど、橋本監督とできるのがすごくうれしくて、ぜひにという感じでした」と度胸満点。経験豊富な濱田は「花と蛇」の代名詞である静子役で、「ほぼ監禁、緊縛の世界にいて、撮影所のすぐ近くに泊まっていたので毎日が行き帰りだけで本当の監禁生活のようだった。命懸けですべてを出し切るしかなかった」と振り返った。
桜木もオーディションで役を勝ち取ったが、「初めて緊縛を見た時に心を躍らせました。ありのままの性で飛び込んでいこうと思いました。(撮影は)楽しかったですう」と自由奔放な“性癖”をカミングアウト。木村が、「桜木さん、おもろいわあ。でも、僕の前はやめて」と称えたが、「監督に格好良く撮ってもらえたけれど、撮影中はほとんど裸を見られなかった」と不満も漏らした。
3人そろっての緊縛シーンでは、それぞれに縛られた状態での待ち時間などで苦労をしたそうで、濱田が「覚悟は決めていたけれど最初は痛かった。でも、縄って意外となじんでくるもんなんですね」と納得の表情。天乃は、「体験緊縛をした時に今までにない感じがあって、興奮しちゃった」とあっけらかんと告白。桜木にいたっては、「ドキドキとワクワクとちょっと怖い気持ちを、常に新鮮に持っていようと思いました。私はSかMか分からないけれど、抑制されたものの中にある爆発しそうな欲情を出しました」と再びの大胆発言で、濱田や木村を「世代ですかねえ」とうならせた。
橋本監督は、「僕はいつも撮りたいものを撮る。今回は欲望をぶつけやすい楽しい作品だった。毎日見る裸、エロ、エッチ。いい現場だったなあ」と満足げ。そして、主演の3人はこれまでのシリーズとの違いを強調し、「女性も楽しんで見てもらえると思う。SMを敬遠されている方もぜひ楽しんで」と声をそろえアピールしていた。
「花と蛇ZERO」は、女刑事・美咲、夫の借金の肩代わりとなった静子、ネットでの緊縛ショーに魅せられた平凡な主婦が、それぞれの形で緊縛、倒錯の世界に足を踏み入れ、性を目覚めさせていく官能サスペンス。5月17日から全国で公開される。