ゴラム役のアンディ・サーキスが長編監督デビュー WB版「ジャングル・ブック」で
2014年3月25日 11:20
[映画.com ニュース] ラドヤード・キプリングの小説「ジャングル・ブック」の実写映画化が現在、2本同時に進められている。ジョン・ファブローが監督する米ウォルト・ディズニー版と監督未定の米ワーナー・ブラザース版だが、このほど後者の監督に「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのゴラム役で知られる英俳優アンディ・サーキスが起用されたと、米ハリウッド・レポーターが報じた。
「ジャングル・ブック」は、オオカミに育てられた人間の子どもを、動物たちが人間社会に戻そうとする物語。サーキスにとっては本作が長編映画監督デビューとなるが、すでに同じワーナーの「ホビット 思いがけない冒険」「ホビット 竜に奪われた王国」の第2班監督として、ピーター・ジャクソン監督のもとで経験を積んでいる。
また、動物たちが多く登場する「ジャングル・ブック」では、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」で猿のシーザーを演じるなど、“パフォーマンス・キャプチャー俳優”の異名を持つサーキスの強みを発揮する局面も期待される。
なお、ディズニー版のほうが若干先に進んでおり、主役の少年のキャスティングはまだだが、人食いトラとして恐れられるシア・カーン役のボイスキャストとして、「パシフィック・リム」「マンデラ 自由への長い道」の英俳優イドリス・エルバが出演交渉中だと報じられている。