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松江哲明監督「シャイニング」検証するドキュメンタリー「ROOM237」を語る

2014年2月1日 21:42

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[映画.com ニュース] ドキュメンタリー作家の松江哲明監督が2月1日、スタンリー・キューブリック監督が残した伝説的ホラー映画「シャイニング」(1980)を検証する米ドキュメンタリー「ROOM237」(ロドニー・アッシャー監督)の公開記念トークショーを都内で行った。「キューブリック本人は、深読みされるのはイヤだと思う」としながら、「キューブリックだからこそ、こういう映画ができる。作品論のみならず、監督論になっている」と分析していた。

ジャーナリストや小説家、歴史学者など各界のキューブリック研究家5人が独自の作品論を展開する今作。映画の舞台となったリゾートホテルを呪われた迷宮に見立て、伝説的ホラーを多角的に検証・解明する。

松江監督は「きっと作り手は僕と一緒の世代だと思う。VHSを何度も見返している感じ」と本作の感想を語り、「証言者の声だけを流し、被写体にしないのもうまい。妙に『そうかも』と思える信ぴょう性が生まれるし、ツッコミもいないからエンタテインメントになっている」と評した。

もし自身が検証ドキュメンタリーを撮るなら「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」のウィリアム・フリードキン監督を題材にするといい、「でも『ROOM237』みたいな“理系”な見方はできない」と話していた。トークショーには「シャイニング」を120回見たという作家の平山夢明氏が出席した。

シャイニング」に関しては、劇中で“グレイディ・ツインズ”を演じた一卵性双生児のリサ&ルイーズ・バーンズ姉妹が、昨年12月から「Shining Twins」の名義でTwitterとFacebookを始め、話題になったばかりだ。

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