綾野剛&池脇千鶴「そこのみにて光輝く」予告で描かれる愛を求める男女
2014年1月31日 08:00

[映画.com ニュース] 綾野剛主演で、故佐藤泰志さんの名作を映画化する「そこのみにて光輝く」の予告編が公開された。愛を捨てた男と愛を諦めた女の出会いから、過酷な現実に直面しながらも不器用に寄り添う2人の姿をとらえた。
原作は、芥川賞候補に幾度も名を連ねながら受賞がかなわず、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤さんが1989年に発表した唯一の長編小説。「オカンの嫁入り」の呉美保監督が、「海炭市叙景」に続く函館市民発信映画第2弾として映画化に挑んだ。綾野のほか池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、火野正平ら実力派俳優が名を連ねている。
あてのない日々を送っていた達夫は、パチンコ屋で出会った青年・拓児から、バラックで暮らす拓児の家族を紹介される。達夫は、水商売で一家を支える千夏にひかれていくが、ある事件が起こってしまう。予告編は、「海炭市叙景」をはじめ、「桐島、部活やめるってよ」など話題作を手がけてきた近藤龍人による映像で、もがきながらも愛をつかもうとする人々を生々しく描き出す。
「そこのみにて光輝く」は、4月19日から東京・テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。
(C)2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会
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