夏帆、血まみれに…山田悠介「パズル」映画化で野村周平と共演
2014年1月25日 06:00
[映画.com ニュース] 女優・夏帆が、人気作家・山田悠介氏のベストセラー小説を実写映画化する「パズル」(3月8日公開)に主演したことがわかった。夏帆は、昨年放送されたテレビドラマ「みんな!エスパーだよ!」「悪霊病棟」などで果敢に新境地に挑んでおり、本作では自殺未遂を起こす少女役に挑戦。頭から血しぶきを浴びるなど、体当たりの演技を見せている。
原作は、山田氏が2004年に発表した同名小説で、07年にはテレビ朝日系でドラマ化。本作は、実際の事件を映画化した問題作「先生を流産させる会」で長編デビューを果たした内藤瑛亮監督がメガホンをとり、原作の世界観をベースに、大人になりきれない人々が織りなす切なくも破滅的な物語をR-15指定で描く。
女子高生・中村が突如、屋上から飛び降りた。1カ月後、奇怪なマスクの集団による占拠事件が発生し、妊娠中の女教師が監禁され、理事長と男子生徒らがこつ然と姿を消す。不可解な事件に街中が騒然となるなか、一命を取りとめた中村は同級生・湯浅から託された封筒のなかに、事件のカギを握るパズルのピースを発見。湯浅の後を追ううち、想像を絶する光景を目撃することになる。
注目株の若手俳優・野村周平が、心に傷を負った少女・中村役の夏帆とともに、物語の軸となる少年・湯浅を演じる。野村は、「男子高校生の日常」(松居大悟監督)、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などで注目を集めている。ほかに高橋和也、大和田獏、八木さおり、佐々木心音、田中隆三らが共演し、賛否両論を巻き起こすサスペンスドラマを完成させた。
「パズル」は、3月8日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。