震災後の福島の家族描く松山ケンイチ主演作「家路」ベルリン映画祭パノラマ部門出品
2014年1月17日 17:01

[映画.com ニュース]震災後の福島を舞台に、松山ケンイチ主演で家族の再生を描いた映画「家路」が、2月6日から開催される第64回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品されることがわかった。
主演作の出品に際し松山は「とても光栄に思いますし、海外の方にどのような反応をしていただけるのかとても楽しみです」とコメントを寄せている。
パノラマ部門は、公式部門のうち作家性と商業性を兼ね備えた作品を紹介する部門で、近年ではガス・バン・サント、ミシェル・ゴンドリー、マイケル・ウィンターボトム、ホン・サンスら熱狂的なファンを持つ名匠の作品が紹介され、日本映画では山田洋次監督「武士の一分(いちぶん)」(07)、行定勲監督「パレード」(10)、岩井俊二監督「ヴァンパイア」(11)といった作品が上映されている。
福島オールロケで撮影された本作は、数々のテレビドキュメンタリーを手がけてきた久保田直監督の劇映画デビュー作。震災の影響によって、生きてきた土地を離れ、先の見えない日々を過ごす一家の元へ、音信不通だった弟(松山)が突然帰郷する。弟はたった一人で誰もいなくなってしまった田に苗を植える。過去の葛藤を抱えながらも、故郷で生きることを決めた弟が、バラバラになってしまった家族の心を結びつけていく。田中裕子、内野聖陽、安藤サクラ、山中崇、田中要次、光石研、石橋蓮司ら実力派が共演。
「家路」は2014年3月1日公開。
(C)2014「家路」製作委員会 WOWOWFILMS
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