水川あさみ主演「バイロケーション」伊ウディネ映画祭に出品決定!
2014年1月16日 08:05
[映画.com ニュース] 女優の水川あさみが1人2役に挑み主演したサスペンスホラー「バイロケーション」が、イタリアで開催される第16回ウディネ・ファーイースト映画祭(4月25日~5月3日)に出品されることが決定した。メガホンをとった安里麻里監督は、幼い頃からイタリア映画の大ファンだったといい、「そんな大好きなイタリアの映画祭に、自分の作品が招待されるなんて……。とにかく大興奮しています!」と喜びを語った。
同映画祭プレジデントのサブリナ・バラチェッティ氏が、昨年の第26回東京国際映画祭で本作を鑑賞し、「近年の日本のホラー映画の中で断トツの完成度を誇る作品」と出品を熱望。そして、このほどコンペティション部門への参加が正式に決定した。自ら脚色も手がけた安里監督は、「国籍に関係なく、楽しめるトリック映画だと思います。ぜひ、イタリアの皆様にもこの謎解きにチャレンジしていただきたいです!」とコメントを寄せた。
ウディネ・ファーイースト映画祭は、東アジア・東南アジアの国々の作品を対象した映画祭で、観客の投票によって賞を決定するコンペティション部門のほか、レトロスペクティブ部門が設けられている。近年では、「告白」「テルマエ・ロマエ」「俺俺」が、インターネット投票による観客賞「マイムービーズ賞」に選ばれており、本作の受賞にも期待がかかる。
「バイロケーション」は、角川ホラー文庫20周年作品として、第17回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した法条遥氏の同名小説を映画化。自分と同じ姿形、個性をもった異物が出現するという謎の怪奇現象「バイロケーション」を題材に、もうひとりの自分“バイロケ”に命を狙われる恐怖を描く。水川のほか、「Kis-My-Ft2」の千賀健永、ジャニーズJr.の高田翔、滝藤賢一、浅利陽介、酒井若菜、豊原功補らが共演する。エンディングの異なる2バージョンが用意されており、通常版の「表」が1月18日から、別バージョンの「裏」が2月1日から全国で公開される。