「サカサマのパテマ」アジア太平洋映画賞にノミネート 北米公開も決定
2013年11月17日 13:10
[映画.com ニュース] 吉浦康裕監督の最新アニメ「サカサマのパテマ」が、第7回アジア太平洋映画賞(Asia Pacific Screen Awards)の長編アニメーション部門にノミネートされた。また、来春の北米公開も決定した。
「サカサマのパテマ」は、ネット配信と劇場版の公開で人気を博した「イヴの時間」の吉浦監督が手がけたオリジナル作品で、地下世界のお姫様パテマと、パテマの暮らす世界とは重力が逆方向に働く国・アイガに住む少年エイジが出会い、世界に隠された真実を解き明かしていく姿を描いた。11月9日に公開され、ぴあによる劇場出口調査の初日満足度アンケートでは1位を獲得するなど、ファンから好評を得ている。
2007年に設立されたアジア太平洋映画賞は、ロシアや中東を含むアジア全域やオセアニアなど70の国と地域を対象とし、広範囲にわたるアジア太平洋地域の優れた作品を表彰する映画賞。長編アニメーション部門には日本から宮崎駿監督の「風立ちぬ」と並んで「サカサマのパテマ」がノミネートされた。受賞作の発表はオーストラリアのブリスベンで12月12日に行われる。
また、「サカサマのパテマ」が来春、北米で劇場公開されることも決定。アート映画やファミリー映画に強みを持ち、これまでに「夜のとばりの物語」や「サマーウォーズ」「コクリコ坂から」などを配給したGKIDSが北米配給を手がける。北米以外でもすでにフランス、イギリス、ドイツ、韓国、台湾での公開も決定しており、他国からのオファーも続々と届いているという。
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