伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則ら実力派俳優「超高速!参勤交代」に続々参戦!
2013年11月9日 05:00
[映画.com ニュース] 佐々木蔵之介が主演する本木克英監督作「超高速!参勤交代」に、伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則ら実力派俳優が出演していることがわかった。3人のほか、寺脇康文、六角精児、上地雄輔、柄本時生、市川猿之助、石橋蓮司というベテランから若手までがずらり勢ぞろいしている。
今作は、「のぼうの城」を輩出した脚本賞で知られる城戸賞の第37回(2011年)で、最高得点を獲得した土橋章宏氏の脚本を映画化するもの。舞台は、1万5000石の小藩・磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩。同所にある金山を手中にしようと画策した老中から、藩主・内藤政醇は通常8日を要する道程を5日以内に参勤交代せよと命じられてしまう。この仕打ちに激怒した政醇は知恵者の家老・相馬兼嗣に命じ、参勤交代を完遂するための奇想天外な作戦を仕掛ける。
伊原が演じるのは、東国一の忍びといわれる凄腕を買われ旅先案内人として雇われた雲隠段蔵。撮影を終え、「クライマックスの大立ち回りも朝から晩まで1週間近くかけて、みんなボロボロになりながら撮影し、迫力のある画になっていると思います。この映画は、おそらく今までに感じたことのないスピード感の映画になると思うので、どうぞ楽しみにしていてください」と手応えを感じている様子だ。
老中・松平信祝役の陣内は、「この作品唯一の悪役をやらせていただいて大変でしたけど、この人物の中にも一部の理はあり、チャーミングなキャラクターになっているので、とても楽しかったです」と述懐。家老・兼嗣に扮した西村も、「時代劇は無限の可能性を持ち、面白いということを、この作品を通して多くの方に再認識してもらえたら嬉しいです」と語っている。
10月23日にクランクアップした本木監督は、「個性的なキャラクターを、キャストのみなさんがそれぞれの役割を理解して演じてくれました。時代劇の楽しさと力強さがつまった作品になるでしょう」とコメント。なお、寺脇が刀剣の腕が立つ藩士・荒木源八郎、六角が槍に秀でるが腹も出ている藩士・今村清右衛門、上地が理屈好きの藩士・秋山平吾、柄本が動物と仲良しの馬廻役・増田弘忠、市川が八代将軍・徳川吉宗、石橋が幕府の老中首座・松平輝貞を演じている。
「超高速!参勤交代」は、2014年に全国で公開。