北大路欣也が軽妙ナレーション!「マラヴィータ」テレビスポット公開
2013年11月8日 16:00
[映画.com ニュース] 「タクシードライバー」「グッドフェローズ」を生んだロバート・デニーロ&マーティン・スコセッシの名コンビに、「レオン」のリュック・ベッソン、名優トミー・リー・ジョーンズが加わった話題作「マラヴィータ」から、北大路欣也がナレーションを務めたテレビスポット2種類が公開された。
11月9日からテレビ放送されるこのスポットだが、デ・ニーロと北大路はともに1943年生まれで、“70歳の名優同士”という共通点から声での共演が実現。北大路といえば、社会現象化した「半沢直樹」の頭取役など重厚な役柄のイメージが強いが、今回のナレーションでは軽妙なテンションで「スッゲー!」と快さいを叫ぶなど、新鮮な一面を楽しむことができる。
収録に際して「マラヴィータ」を鑑賞した北大路は、「好き! こりゃスゲェ! エンタテインメントとして、お客様が楽しむポイントをしっかりつかんでいて、プロフェッショナルの総決算という感じがしました」と大絶賛。ナレーション収録では、「このシーンは最高だったね」「ここも好きだな!」と、一場面一場面について興奮気味に語り、アドリブもたっぷり楽しみながら収録したという。
デ・ニーロについては「『レイジング・ブル』を見たとき、その人間(デ・ニーロ)の持っている“たぎり”のようなものに圧倒された」と、同じ役者として一目置いていることを明かし、FBI捜査官役として出演しているトミー・リー・ジョーンズのファンであることも告白。「昔、東京駅でバッタリ会ったんです。向こうから歩いてこられるのを僕が見つけて、もうファン心理で『握手お願いします』って言ったら、『OK!』と握手してもらったんです。その時の手がゴツくてねえ。あれはファンとしては忘れられないね」と意外なエピソードを振り返っている。そして、「好きな映画の仕事だし、映画には国境がない。やっぱりどの国でもいいものはいいし、楽しいものは楽しい。そんな中に、僕も声だけでも参加できたらいいなと思ったんです」と、ナレーションに挑んだ理由を明かしている。
「マラヴィータ」は、FBI証人保護プログラムを適用された元ニューヨークマフィアのボス一家が、引っ越し先のフランスの片田舎で繰り広げる騒動と、彼らの居場所を突き止めた刺客との戦いをブラックユーモアとスリル満載で描く。元マフィア・フレッド役のデ・ニーロ、FBI役のジョーンズに加え、ミシェル・ファイファーがフレッドの妻役、「glee グリー」のクイン役でブレイクしたダイアナ・アグロンが娘役で出演している。11月15日から全国公開。
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