内野聖陽＆夏菜、“ルパン”愛と“コナン”愛で張り合う

2009年にテレビアニメとして初めて火花を散らした世紀の大泥棒・ルパン三世と、頭脳明晰の名探偵・江戸川コナンの共演作。内野はルパンとコナンの前に現れる謎の男アラン・スミシー、夏菜はキーパーソンとなる人気歌手エミリオのマネージャーであるクラウディアを演じている。

“ルパン世代”の代表として声優に初挑戦した内野は、「声優をやることになるとは夢にも思っていなかった」と語るが、「『ルパン』は小学生の頃からよく見ていました。こうやって40代半ばのオッサンになってルパンと対じすることができるチャンスを逃すまいと引き受けました」と語る。同じく声優初挑戦となる“コナン世代代表”の夏菜も、「物心ついた頃から毎週『コナン』を見ていて、次の日に誰が犯人かを当てるということをやっていました」とコナン愛を告白した。

この日は多くの報道陣を前にしての収録ということで、「ドキドキする！」（夏菜）、「緊張しますね（苦笑）」（内野）と不安げな表情を見せていたが、マイクの前に立つと役になりきり、アフレコの監督も「迫力出ていますね」「いいですよ」と称賛していた。これまでの収録で、内野は監督がOKを出した後も「もう一度やらせてください」とリテイクを求めたり、夏菜の演技に監督が思わず「うますぎる」と漏らすなど、初挑戦とは思えない2人の様子にスタッフの間からも驚きの声が上がっているという。

見どころを聞かれた内野は、「アランは謎の男なので話せませんが（苦笑）、彼が抱えているものは深く、強く、とてもセクシーな役です。何を抱えて（ルパンと）対じしているのか？　ラストは必見です」と思わせぶりにほほ笑む。夏菜は、ここまでのアフレコを振り返り「蘭ちゃんとの長いシーンがあって、あとから聞かせてもらって『蘭ちゃんと共演している！』って鳥肌が立ちました！」と興奮気味。そして、「コナンくんと次元のバーでのシーンがあるんですが、すごくホッコリするので注目してください！」とファン目線で語っていた。

「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」は12月7日から公開。