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「ドライヴ」監督が日本で撮る新作、村上春樹短編映画化など国際共同制作企画がTIFFCOMに集結

2013年10月24日 13:15

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デンマークのプロデューサー、レネ・ボルグラム氏
デンマークのプロデューサー、レネ・ボルグラム氏

[映画.com ニュース]東京・台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAで開催中のJapan Content Showcase TIFFCOM2013で10月22日、日本を絡めた国際共同製作映画企画マーケット「コ・プロ コネクション」の公開ピッチングが行われ、日本をはじめ各国のプロデューサー陣が来日し、プレゼンテーションを行った。

今年で10周年を迎えるTIFFCOMは、東京国際映画祭に併設されたマルチコンテンツマーケットで、日本国内のコンテンツが一堂に会し世界各国からバイヤーが来場する。「コ・プロ コネクション」は、映画企画を募り、出資者や映画会社にむけたプレゼンやミーティングを通して企画と資金を結び付けるイベントで、このような企画段階の映画やプロデューサー向けのマーケットはカンヌやロッテルダム映画祭併設のものが知られている。「コ・プロ コネクション」では検討対象を日本が関係する企画に限定している。

日本からは「イエローキッド真利子哲也監督の長編2作目となる「喧嘩の凡て(仮)」、SABU監督が映画化を目的に執筆した小説を基に、映画、出版、ゲームなどのクロスメディア化を目指す「天の茶助」、「踊る大捜査線」シリーズを手がけたプロデューサーの村上公一氏による岡山と仏・ニームを結ぶジーンズ探しの旅を描く「ヴィンテージ」、パリ人肉事件を下敷きに、英国と日本を舞台にしたドラマ「Where Wolves Fear to Prey」、川口浩史監督がコスプレ少女とミャンマー難民の交流を描く恋愛映画「孔雀」という5本の企画がプレゼンテーションされた。

真利子監督の「喧嘩の凡て(仮)」は、欧州との共同製作を希望しており、製作・国内配給は松竹が担当する。真利子監督が四国で偶然出会った、ケンカをし続けてきた男に取材しその人生を描く物語だそうで「ただ勝つだけではなく、いかに負けるか、負ける姿をどこまで描けるかが重要な映画。主人公が善なのか悪なのか自分の中で答えが出ていないが、製作の過程で見つけていきたい」と語り、プロデューサーの石塚慶生氏は「北野武、三池崇史園子温という日本トップクラスのバイオレンス映画を超えることを目標としたい」と意気込みを見せた。

デンマークは「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督が「ヴァルハラ・ライジング」に続きマッツ・ミケルセンを主演に据えて日本での撮影を希望する「The Avenging Silence」を紹介。プロデューサーのレネ・ボルグラム氏は「レフン監督は東京の景色が好きですし、『ヴァルハラ・ライジング』はサムライ映画に大きな影響を受けています」と話した。

そのほか日米合作でハワイを舞台にした村上春樹の短編「ハナレイ・ベイ」の映画化、「貞子3D」の英勉監督が韓国の大ヒットウェブ漫画を映画化する「オクス駅オバケ3D」など欧州から6本、韓国から5本、その他の国から4本と計20本のバラエティ豊かな企画が発表され、国内外の出席者から製作側に向けて活発な質問が寄せられた。


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