中村獅童「マッキー」でハエと格闘も、歌舞伎界の“おきて”に阻まれ「心が痛い」
2013年10月7日 20:09
獅童の役どころは、愛する人を守るためハエに生まれ変わった青年と敵対するプレイボーイの残忍な実業家。アフレコを前に「人生の中でハエと戦ったことはないし、これからもあるか分からない。非常に格好いいキャラクターなので、あくまでクールに努め、命懸けで戦いたい」と意気込んだ。
意外なオファーにも、「何年か前からインド映画には注目していた。奇想天外な発想がいいし、話があればインド映画にも出たい。歌って踊りたい」と乗り気。「歌舞伎でもクモやキツネと戦うことがあるので、不思議なもので歌舞伎なら可能性のある話。僕らも新しい演目や若い人に喜んでもらえる芝居をつくるのが大事。得るものをひとつひとつ、歌舞伎にぶつけていければいい」と意欲を見せた。
だが、一方で「先々代の勘三郎のおじちゃん(十七世中村勘三郎)の生まれ変わりはハエだという話が歌舞伎界にはある」と吐露。「歌舞伎座で口上を述べている時に、手にハエがとまることもあるし、あり得ない所にハエがいて勘三郎のお兄さん(十八世中村勘三郎)も『親父が助けに来てくれた』と言っていることもあった。波野家(中村家の本名)ではハエを殺してはいけないので、本当はハエと戦うのは心が痛い」と苦しい胸の内も明かした。
後輩の尾上松也と元「AKB48」の前田敦子との熱愛については、「僕は女ったらしの役ですけれど、若手の皆さんはモテる男がいっぱいいるから。この前、ちょっと電話で話しましたけれどね」と意味深な笑み。11月の明治座で共演することから、「あらためて詳しく聞いておきます」とかわした。
また、すい蔵がんの摘出手術を受け、先ほど退院した坂東三津五郎さんに関しては「若手にとっては先生みたいな人。僕も教えていただくことが多いし、お元気になって一緒の舞台に立つのが楽しみです」と復活を期待していた。
「マッキー」はヒンディー語でハエを意味し、向かいに住む美女のビンドゥに思いを寄せる青年ジャニが、彼女をものにしようとするスディープ(獅童吹き替え)の策略で殺されながらも、魂をハエに宿して愛するビンドゥを守ろうと奮闘する姿を描く。10月26日から全国で公開される。
(C)M/s. VARAHI CHARANA CHITRAM
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