寺島しのぶ、TIFFコンペ部門審査員に就任「ピュアな目で議論を交わしたい」
2013年10月1日 20:00

[映画.com ニュース] 女優の寺島しのぶが10月1日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた第26回東京国際映画祭コンペティション部門国際審査員就任会見に、同映画祭ディレクター・ジェネラルの椎名保氏とともに出席。寺島は、「カンヌやベルリンやベネチアのように、世界中のたくさんの方々に『来たかった』と言ってもらえるような、街をあげての映画祭になっていくことを願っている」と期待を寄せた。
審査委員長を務める中国の巨匠チェン・カイコー監督をはじめ、国際色豊かな審査委員との審査にあたり「人それぞれ感じ方が違うので、私は自分のピュアな目で見たもので、皆さんと議論を交わしたいと思っている。韓国のムン・ソリさんは大好きな女優さんなので、お会いできるのを楽しみにしている」と目を輝かせた。
また、印象に残っている映画祭は「銀熊賞をいただいたベルリンと言いたいところだけど、フランスのドゥビア映画祭で『男と女』の映画に出てくる海辺を歩いた時は大変感動した」と思い出話を披露。さらに人生を変えた映画にまで話題は及び、「子どもの頃に初めて映画館で見た『E.T.』。不思議と引き込まれてしまう暗い箱の空間にワクワクした。40歳になってもその感覚を覚えているので、とてもセンセーショナルな出来事だったのだと思う」と語った。
今年は、「捨てがたき人々」(榊英雄監督)と「ほとりの朔子」(深田晃司監督)の2本の日本映画がコンペティション部門にノミネートされているが、椎名氏は「この映画祭を通じて日本映画を海外に広めたいという気持ちが一番強い」。また、日本映画・ある視点を「日本映画スプラッシュという名称に変更したのは、原点であるヤングシネマ部門の復活を意味する。日本の若手にもっともっと海外に羽ばたいてほしいという思いを込めた」と説明。そして、「日本の『お・も・て・な・し』の精神でお迎えしたい。映画ファンだけでなく、一般の方々も楽しむことができる映画祭にすることが目標」と抱負を語った。
第26回東京国際映画祭は、10月17~25日に東京・六本木ヒルズで開催される。
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