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ニール・ジョーダン監督が独占インタビューで語る「ビザンチウム」

2013年9月20日 17:00

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演出中のニール・ジョーダン監督
演出中のニール・ジョーダン監督
(C)Parallel Films (Byzantium) Limited / Number 9 Films (Byzantium) Limited 2012, All Rights Reserved

[映画.com ニュース] 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」から約20年ぶり、最新作「ビザンチウム」で再び“バンパイア”をテーマに美しくも恐ろしい物語を撮り上げたニール・ジョーダン監督が、同作について独占インタビューで語った。

戯曲を基にして書かれたという脚本を読み、「以前に手掛けた『狼の血族』や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『IN DREAMS 殺意の森』といった作品と何か近しいものを感じた」という。そのなかでも、「特に『狼の血族』と『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、そして今回の『ビザンチウム』で3部作になるような感覚があったから」と、監督することにした決め手を振り返る。

狼の血族」は童話「赤ずきん」をモチーフに少女を描くダークファンタジーで、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は不死のバンパイアが主人公と、今作につながる要素が濃厚だ。なかでも後者は、深い絆で結ばれつつも対照的なふたりのバンパイア(トム・クルーズ演じるレスタトとブラッド・ピット扮するルイ)が、永遠の時を生きる姿を描いた作品で、今回はその女性版ともいえる側面を持つ。

「僕自身は(クララとエレノアの)ふたりは、まさにレスタトとルイの女性版だと思っているよ」と、ジョーダン監督も同調する。今作では、長い時の中で生きる意味を見失っている少女エレノアをシアーシャ・ローナン(「ラブリーボーン」)が演じ、彼女を守る情熱的なクララ役としてジェマ・アータートン(「007 慰めの報酬」)が出演している。

「面白いのは、ふたりの人間が(永遠に生きる)バンパイアになれるという素晴らしい贈りものを手にしたときに、真逆の反応を示すところだ。ひとりはバンパイアの生き方に対して嫌悪の気持ちを抱き、人間と同じような深い愛情によって罪悪感にさいなまれる。もうひとりは、もたらされた力によって自分自身ももっとパワフルになり、生きていくために性的な意味でもとても豊かになってしまう。このような差があることもすごいと思ったし、まさにルイとレスタトそのものだと思ったのが、この映画を作りたいと思った理由のひとつでもあるんだ」

エレノアとクララという、生に対する執着心がまったく異なるのに、離れられない宿命を背負ったふたりの姿が、詩情あふれる映像によって描かれていく。「エレノアが新しく住む街……と言っても、そこは200年前にエレノアが生まれた街なんだけれど、そこがまったくさま変わりしていて、彼女の中で過去と現在が交錯する。かつて住んでいた孤児院の少女たちの列が、浜辺を歩いて行ったりしてね。あの一連のシーンを僕はすごく気に入っているんだ」とお気に入りのシーンを明かした。

ビザンチウム」は、9月20日から全国で公開。

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