「カレ・ブラン」仏監督、マイケル・ダグラス主演「The Reach」でハリウッド進出
2013年9月14日 12:30

[映画.com ニュース] SFディストピア「カレ・ブラン」で鮮烈なデビューを飾った、フランスの新鋭監督ジャン=バティスト・レオネッティが、マイケル・ダグラスが製作、主演を兼ねる新作「The Reach(原題)」でメガホンをとり、ハリウッド進出を果たすことがわかった。
「The Reach」は、1973年にエドガー・アラン・ポー賞を受賞した、ロブ・ホワイト氏の「マデックの罠」を原作に、砂漠で発生した殺人事件をめぐり、ふたりの男が繰り広げる命がけのサバイバルを描く。「THE JUON 呪怨」(2004)、「飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」(13)のスティーブン・サスコが脚本を担当し、「ローン・レンジャー」などの撮影が行われた米ニューメキシコの岩峰シップロック周辺でクランクインを予定している。
ビジネスマンのマデックは、ビッグホーン狩りを楽しむため訪れた砂漠で誤って老人を殺害してしまい、ガイドとして雇った大学生ベンに罪を着せようとたくらむ。身ぐるみはがされ、砂漠に置き去りにされたベンは、生き残るべく奮闘するが、行く先々でマデックが罠を張り巡らせていた。「戦火の馬」(12)で主人公を演じた、若手俳優ジェレミー・アーバインがベンに扮し、ダグラス演じるマデックと対じする。
テレビ業界出身のレオネッティ監督は、長編初監督作「カレ・ブラン」では、スタイリッシュな映像で不条理な世界を描きだし、第36回トロント国際映画祭などで注目を集めた。新作のクランクインを前に、同作のブルーレイ&DVDが、11月6日に発売されることも決定した。
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