石原さとみ、藤原竜也&山田孝之共演作で運命に翻ろうされるヒロインに
2013年9月10日 06:00
[映画.com ニュース] 女優の石原さとみが、藤原竜也と山田孝之の共演で人気韓国映画をリメイクする「MONSTER(仮題)」(中田秀夫監督)に、ヒロイン役で出演することがわかった。藤原とは、「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(2010)に続く、中田作品での2度目の共演。山田とは、テレビドラマ「H2 君といた日々」(05))以来、約8年ぶりの顔合わせとなった。
カン・ドンウォン、コ・スが共演したオリジナル版「超能力者」は、韓国で観客動員200万人を突破したアクションエンタテインメント。ハリウッドなどからリメイクのオファーが相次ぐなか、「デスノート」などを手がけてきた佐藤貴博プロデューサーがリメイク権を獲得。中田監督のメガホンで、人間を操ることができる能力を持った男と、男の能力が唯一通用しない終一が繰り広げる激しい攻防を、日本版オリジナルのエンディングで描く。
他人を意のままに操ることのできる男(藤原)は幼いころ、その能力で暴力を振るう父親を殺し、母親に見捨てられた過去を持つ。一方、終一(山田)は、趣味を通して仲を深めた叶絵や友人とともに、貧しくも幸せな生活を送っていた。しかし、ふたりが出会ったことをきっかけに、運命が大きく動き出す。
石原は、終一と恋に落ち、自分を操った男に立ち向かう叶絵役に挑む。「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」以来、約3年ぶりとなる中田組への参加に「わくわくしました」と喜びをにじませ、藤原、山田との共演に「本番に臨む集中力の高め方、作品への向き合い方がおふたりともとてもプロフェッショナルで、役者としてとても刺激になりました。撮影は終わったばかりですが、またご一緒したい」と語った。
叶絵は、男と終一の対立に巻き込まれ、最悪の形で父親を失ってしまう役どころで、「オリジナルから最も大きく変更を加えて、より深みあるドラマを持たせた」(佐藤プロデューサー)という難役。「(藤原演じる男に)操られるときの無感情さや、意識が戻った時のパニックさを演じるのは難しかったですが、中田監督と話し合ったり共演者の皆さんの芝居を受けて、『MONSTER』の世界に入ることができました」と振り返った。
石原のほかに田口トモロヲ、落合モトキ、太賀、三浦誠己、藤井美菜、松重豊、木村多江の出演も発表された。
「MONSTER(仮題)」は、14年に全国で公開。