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仲代達矢、小林政広監督とのめぐり合いに感謝「どんな名監督でも名優でも相性が大事」

2013年8月31日 16:10

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初日挨拶に立った仲代達矢ら
初日挨拶に立った仲代達矢ら

[映画.com ニュース] 小林政広監督の最新作「日本の悲劇」が8月31日、東京・渋谷のユーロスペースほかで公開初日を迎え、主演の仲代達矢北村一輝大森暁美寺島しのぶ、小林監督が舞台挨拶に登壇した。

バッシング」「愛の予感」など社会問題を扱った人間ドラマを数多く手がけてきた小林監督が、年金不正受給事件を題材に、人とのつながりが希薄になった現代の無縁社会の闇をあぶりだす家族のドラマ。小林監督は、「僕自身がふさぎ込んでいて、気持ちを吐き出すように書いた映画」と吐露。「春との旅」でも小林監督とタッグを組んだ仲代は、「また何かあったらやりたいと話していた。役者を60年やっていてシナリオは随分読んでいるはずだけど、こんなシナリオは初めて見た。究極の家族愛の話だと思う」と語った。

仲代は、部屋にひとり閉じこもり死を待つ不二男役を演じ「小林正樹監督が『黒い河』で抜てきしてくれ、役者にしてくれた育ての親。80歳を過ぎた老いぼれは誰も拾ってくれないだろうと思っていたけれど、同じ小林監督が拾ってくれた。どんな名監督でも名優でも相性が大事」と運命的な出会いに感謝の念。小林監督も、「1回こっきりで終わりだと思っていた。大先生ですから(笑)。勝負する気持ちもあり、断られるんじゃないかと思いながら脚本を送ったら、3日目くらいに『やる』と電話があった。びっくりした」と再タッグの喜びを語った。

失業中の不二男の息子・義男役を演じた北村は、「仲代さんと芝居ができるなんて、こんなご褒美いただいていいのかなと。俳優としてではなく、人間として出せるだけを出した。色々な映画に出てきたけれど、これは必要な映画だなと思う。こういう映画を撮るために俳優をやっているし、この映画に出られたことを誇りに思う」と感無量の面持ち。義男の妻役の寺島も、「『春との旅』を見て、『通行人でも何でもいいから出させてください』って自ら小林監督にお願いした。監督の長回しは有名だけど、演じていると言うよりもカメラがどこにあったのかも分からない感じ。役者にとって幸せでエキサイティングな時間を過ごせた」と充実した撮影を振り返った。

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