高良健吾、憧れの野外上映で「横道世之介」を振り返る
2013年8月3日 21:30

[映画.com ニュース] 高良健吾主演の青春作「横道世之介」が8月3日、東京・中目黒で無料映画上映会&トークショーを行うイベント「ナカメキノ」で上映され、高良をはじめ、映画評論家の中井圭氏らがトークイベントに出席。高良は目黒川沿いの船入場という野外上映に、「主演だろうが助演だろうが1本1本が特別だし大切だけど、『横道世之介』は一番現場の外で色々なことを感じられた作品。僕も野外上映にあこがれが強くて、3週間くらい前に初めてニューヨークで、野外で映画を見た。外で見ると雰囲気が違うと思う」と感慨深げに挨拶した。
「悪人」「パレード」などで知られる人気作家・吉田修一氏による青春小説を、俊英・沖田修一監督が映画化。1980年代を舞台に、長崎の港町から大学進学のため上京したお人よしの青年・横道世之介、世之介の恋人で社長令嬢の与謝野祥子らが過ごした青春時代をユーモラスに描き出す。高良のほか、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛ら実力派若手キャスト陣が結集。劇団「五反田団」主宰の劇作家で小説家の前田司郎が共同脚本を担当した。
高良は、世之介を演じるに際し「とにかく欲を出さないということを大切にしていた。良いシーンや良いセリフは脚本の時点でたくさんあったので。僕が意識したのは、全部カメラの手前で終わらせること。カメラの向こうにはみ出していくのは避けたかった」とポリシーを語った。
また、現場でプレイバックのできないフィルムで撮影された本作に「デジタルに期待していきたいけど、フィルムは緊張感が違う。僕はモニターチェックをしない。昔、廣木隆一監督に『役者がモニターチェックなんかしなくていい』と怒られたので」と明かした。そして、「沖田監督は『何か違うからもう1回』ってことが結構あって、僕はそれがすごくうれしい。実は言葉で説明できることってあんまりない。この映画には携帯電話がないからこその出会いや別れがある。この間、武士(「武士の献立」)をやった時にも思ったけど、好きな人に対する思いに時代は関係ない」としみじみ語った。
「横道世之介」のブルーレイ&DVDは、8月7日発売。
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