松本人志監督の最新作「R100」、トロント映画祭出品決定!
2013年7月30日 05:00
[映画.com ニュース]松本人志監督の最新作「R100」が、9月5~15日(現地時間)にカナダで開催されるトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に、正式出品されることが決定した。松本監督の同部門への出品は、初監督作品「大日本人」、第2作「しんぼる」に続き3度目となる。
主演の大森南朋は、「松本人志監督のぶっちぎりの世界観の中にいさせていただいた事がとても幸せであり、楽しかったです。一言では語り尽くせない魅力が満載ですが、とにかく純粋に楽しめば良い作品だと思います。ぜひご期待ください」と作品をアピール。トロント映画祭の観客に向けて「深夜の上映になるとお聞きしておりますが、この作品は、眠気が襲ってくる事は決してありません。ぜひお楽しみください」とコメントを寄せた。
同映画祭は北米最大規模の国際映画祭で、近年では最高賞に輝いた作品が必ず米国アカデミー賞にノミネートされている。ミッドナイトマッドネス部門は、最高賞である観客賞が設けられている3部門のひとつで、独特の世界観を持つ作品を上映しており、エッジのきいた才能の聖地と呼ばれている。
松本監督の過去2作は、ゲスト来場のない上映のみの出品にもかかわらず1200人を超える観客を集めた。最新作「R100」に対しても、完成前から映画祭側から熱烈なオファーを受けており、北米、フランス、ドイツをはじめとする欧米各国、香港、台湾、韓国などアジア10数社からもトロントでの商談希望のオファーが続々と届いているという。
「R100」出品にあたり映画祭プログラミングディレクターのコリン・ゲデス氏は、「松本監督はトロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門の観客が大喜びする最高傑作を作り上げた。『R100』は、観客をいまだだかつて経験したことのない、ワイルドで最高に愉快なファンタジーの世界へと連れて行ってくれる。本映画祭では、過去にも松本監督のワイルドな演出スタイルが大いに話題になっており、ワイルドなイマジネーションと独特の世界観に彩られた松本監督作品を楽しみにしています」とコメントを寄せている。
映画は、大森南朋演じる主人公が謎のクラブ「ボンデージ」に入会し、様々なタイプの美女たちと不思議な体験をする姿を描く“未体験リアル・ファンタジー・エンタテインメント”。大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美、前田吟、YOU、松尾スズキ、渡部篤郎ら豪華キャストが共演する。10月5日から全国で公開。