ウィレム・デフォー、パゾリーニ伝記映画に主演
2013年7月19日 17:00
[映画.com ニュース] ウィレム・デフォーが、新作伝記映画「パゾリーニ(原題)」で、1975年に53歳で殺害されたイタリア人映画監督・作家のピエル・パオロ・パゾリーニを演じることがわかった。
「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」のアベル・フェラーラ監督がメガホンをとる。デフォーは、フェラーラ監督とは2011年の「4:44 地球最期の日」ほか3作品でタッグを組んでいる。
「パゾリーニ(原題)」は、「奇跡の丘」「アポロンの地獄」「テオレマ」などで知られるパゾリーニの晩年を描く。パゾリーニは問題作「ソドムの市(1975)」の完成直後の75年11月2日、ローマ郊外の海岸で無惨な死体となって発見された。当時は、同性愛者であったパゾリーニが「ソドムの市(1975)」のエキストラの少年に関係を強要して殺害されたと断定されたが、真犯人はほかにいるという説も根強く、その死の真相は謎に包まれたままだ。
Cineuropaによれば、本作はすでにベルギーのWallimage、フランスの Capricci Films、イタリアのUrania Picturesによる製作が決定しており、今年中のクランクインが予定されているという。