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映画タイトルの第一人者・赤松陽構造氏の個展、金沢で開催

2013年7月18日 14:00

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映画タイトルの第一人者・赤松陽構造氏
映画タイトルの第一人者・赤松陽構造氏

[映画.com ニュース] 「HANA-BI」などの北野武監督作品や、「Shall we ダンス?」などの周防正行監督作品のタイトルを手がける題字・タイトルデザイナーの赤松陽構造氏の個展「文字って自由なんだ!」が8月3~18日、石川・金沢のしいのき迎賓館で開催される。

赤松氏は1969年に映画タイトルの仕事を始め、これまでに「青春の殺人者」(1974)、「東京裁判」(1983)、カンヌ映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いた「うなぎ」(1997)など、日本映画史に残る数々の名作の“看板”となるタイトルを担ってきた。これまで手がけた作品は実に400本以上で、現在はNHK大河ドラマ「八重の桜」を担当している。

個展は2002年の大分・湯布院映画祭以来で、昨年秋に金沢美術工芸大で特別講師を務めたのがきっかけとなり、金沢出身の知人の働きかけもあって同地での開催が決定。個展は赤松さんの作品をパネルや映像で紹介し、映画の一部であるタイトルの魅力を余すところなく伝える内容になっている。

8月9、10の両日夜にはそれぞれ、赤松氏が手がけた「ファンシィダンス」と「HANA-BI」を会場隣接する野外石の広場で上映。10日には赤松氏が「文字を自由に書いてみよう」と題したワークショップを開催する。赤松氏は、「デジタル化などで、職人が失われつつある中で、その代表としてタイトルを映画の一場面として伝えられればうれしい」と来場を呼びかけている。

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