【全米映画ランキング】「怪盗グルーのミニオン危機一発」V2。「パシフィック・リム」は3位スタート
2013年7月16日 22:30

[映画.com ニュース]後半戦に入った2013年のサマーシーズン。先週末の全米ボックスオフィスは2本の強力作がランクインしたが、首位に立ったのは、前週に引き続き「怪盗グルーのミニオン危機一発」だった。2週目も約4400万ドルを稼ぎ出した同作の累計興収はすでに約2億2800万ドル。前作「怪盗グルーの月泥棒 3D」の最終興収約2億5000万ドルを超えるのは時間の問題で、最終興収3億5000万ドル以上を狙える可能性も出てきた。
「ミニオン危機一発」の予想以上の大ヒットで、首位デビューを阻まれてしまったのは、アダム・サンドラー初のシリーズ映画「Grown Ups 2」。同作は2010年夏公開(日本はビデオスルー)の「アダルトボーイズ青春白書」の続編で、サンドラー、クリス・ロック、デビッド・スペード、ケビン・ジェームズら中年になった幼馴染み5人が家族ぐるみでバカ騒ぎをするコメディ。前作でメイン5人のうちの1人として出ていたロブ・シュナイダーは今回出演せず、シュナイダーが演じたロブの兄弟役としてニック・スウォードソンが代役のような形で出演した。サンドラー主演作なので例によって、批評家からは見向きもされなかったが、オープニング興収は約4150万ドルと、ここ10年間の実写主演作では最高の成績。1億ドル超えは間違いなさそうだ。共演にサルマ・ハエック、マリア・ベロ、スティーブ・ブシェーミ、シャキール・オニール。監督はサンドラーとのコンビは8作目になるデニス・デューガン。
そして、約3800万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのが、「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」の鬼才ギレルモ・デル・トロ監督のSF超大作「パシフィック・リム」。近未来を舞台に、海底から日本、アメリカ、中国、オーストラリアなどの環太平洋各国に襲来する謎の怪獣と戦うため、巨大ロボットを作って対抗する兵士たちの壮絶なドラマが描かれる。批評家のレビューはまずまずだが、バジェットが約2億ドルと高額なため、製作費の回収には時間が掛かりそうだ。出演は、人気TVシリーズ「サン・オブ・アナーキー」(2008~)のチャーリー・ハナムに、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、ロン・パールマン、クリフトン・コリンズ・Jr.、菊地凛子、芦田愛菜。
その他、圏外では今年のサンダンス映画祭でグランプリを受賞した「Fruitvale Station」が7サイト限定公開ながら19位に登場。2008年、米オークランドの地下鉄駅構内にて発生した白人警察官による黒人青年射殺事件を描いた実録ドラマで、オスカー俳優フォレスト・ウィテカーがプロデューサーを務めた。
今週末は、ジェフ・ブリッジス&ライアン・レイノルズ主演のSFアクションコメディ「ゴースト・エージェント R.I.P.D.」、ブルース・ウィリス、ジョン・マルコビッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、ヘレン・ミレン、アンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホンら豪華スター共演のアクションシリーズ第2弾「REDリターンズ」、ジェームズ・ワン監督(「ソウ」「インシディアス」)の新作ホラー「ザ・コンジャリング(原題)」に、20世紀フォックス配給、ドリームワークス・アニメーション製作の3Dアニメ「Turbo」の4本が拡大公開となる。
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