青山真治監督「共喰い」引っさげ4度目のロカルノ国際映画祭へ
2013年7月16日 17:30

[映画.com ニュース]青山真治監督、若手俳優・菅田将暉のタッグで、田中慎弥氏の第146回芥川賞受賞作を映画化した「共喰い」が、8月7~17日にスイス南部で開催される第66回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に、正式出品されることが決定した。青山監督と、海外映画祭初参加となる菅田が出席する予定だ。
同映画祭はスタンリー・キューブリック、ジム・ジャームッシュ、ガス・バン・サントら名監督を紹介してきたことで知られる。青山監督はこれまでに、「路地へ 中上健次の残したフィルム」(2001)、「赤ずきん」(08)、「東京公園」(11)の3作品を出品しており、コンペティション部門での上映は、審査員特別賞を受賞した「東京公園」に続き2度目となる。
菅田は、海外進出が決定し「日本だけじゃなく、世界のたくさんの方のもとへ羽ばたいたことに興奮しています。感謝しています。嬉しすぎます。19歳という大人でもなく子どもでもない、未熟でどっちが前でどっちが後ろかもわからない時期に、この映画に関われたのも縁だと感じています」と感激しきり。原作者の田中氏も「自分の手元で生まれた『共喰い』という作品が、青山真治監督をはじめとする皆さんの力でより多くの人に知られ、さらに海外の観客の目に触れるのはありがたいこと」とコメントを寄せた。
本作は、昭和最後の夏の山口・下関を舞台に、高校生の少年と暴力的な性癖を持った父、その愛人らが繰り広げるひと夏の出来事を通して、忌わしい血の宿命を描く。釜山国際映画祭(10月3~12日開催)での上映も決定している。
「共喰い」は、9月7日から全国で公開。
(C)田中慎弥/集英社・2012「共喰い」製作委員会
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