東京駅100周年記念映画は玉木宏らによる日本流「ラブ・アクチュアリー」
2013年6月22日 06:00

[映画.com ニュース] 2014年12月に東京駅が竣工100周年を迎えることを記念し、クリスマスの同駅を舞台にした映画「すべては君に逢えたから」が製作されることがわかった。玉木宏をはじめ高梨臨(「ライク・サムワン・イン・ラブ」)、木村文乃、東出昌大(「桐島、部活やめるってよ」)、本田翼、市川実和子、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子という注目の若手からベテラン勢が顔をそろえた。
「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズ、「鴨川ホルモー」(2009)などで知られる本木克英監督がメガホンをとるラブストーリー。6つのエピソードで10人の男女が織りなす恋愛模様を描き、クリスマスをきっかけに人々の思いが動き出す様子を映し出す。JR東日本の全面バックアップのもと、「単騎、千里を走る。」(06)以来となる駅でのロケが実現。今後、丸の内駅舎新外観や東京ステーションホテル、終電後に臨時ダイヤで動かす新幹線での撮影が予定されている。
エピソード「イヴの恋人」では玉木と高梨が共演。人間不信に陥ったウェブデザイン会社社長が、
心に傷を負った女性と出会ったことから恋が始まる。玉木は「6つのエピソードが交錯するという、僕自身が経験したことのない新しいタイプの作品で、監督とも意見を交えながら、素晴しい作品ができていると感じています」と自信。高梨も「このような素敵企画に参加できてうれしいです。みなさんのクリスマスの思い出のひとつになれば」と思いを込めた。
木村と東出による「遠距離恋愛」は、東京と仙台で遠距離恋愛を続けるカップルにフォーカスする。ふたりは、ともに初挑戦となる恋愛映画への不安を明かしながらも「人恋しくなる季節にふわりと温かさをお届けできるように一つ一つのシーンを大事していけたら」(木村)、「どんな人にも一生の内に必ずドラマはあると思います。この映画では、誰かと出会うということでドラマが描かれますが、そんな一瞬を切り取って、等身大で演じられた」(東出)と語った。
制作プロダクション「白組」の小池賢太郎プロデューサーは、同作を「毎日何百人とすれ違うなかで、たったひとりとめぐり合う、その素晴らしさ、大切さを描く映画」と説明。そして「クリスマスだから、今、大切な人に思いを伝えようという気持ちになってほしい。日本流の『ラブ・アクチュアリー』をつくりたい」と意気込んでいる。
「すべては君に逢えたから」は、11月22日から全国で公開。
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