涙ソムリエ・嵯峨崇司氏「くちづけ」に“涙”の太鼓判
2013年5月21日 21:20
[映画.com ニュース] 切ない親子愛を描いた感動作「くちづけ」の公開を記念し5月21日、能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図るイベント“涙活(るいかつ)”とのコラボレーション試写会が都内で開催された。上映前には“涙ソムリエ”の嵯峨(さが)崇司氏による詩の朗読が行われ、観客を心地良い“涙”の世界へと誘った。
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近年、OLやサラリーマンの間で密かなブームとなっている“涙活”。それぞれの人の泣きのツボにあったコンテンツを提供する“涙”のエキスパート・嵯峨氏も、試写会などで号泣する人々が続出しているという本作を観賞した。「涙は見たお客さんの結果なので、僕はいわゆる“お涙ちょうだい”ものは避けます。だから本作のように“今年一番泣ける映画”というようなものは、正直どうかなと思っていた。涙ソムリエをやっているので自分が泣いてしまっては仕事にならないと思って見たけれど、これは非常に泣けました」と“感涙”の太鼓判を押した。
嵯峨氏は親子愛を描いた本作にちなみ、自身が亡き父に向けて書いた詩「想像します」を朗読。「ただ、ただ想像します。貴方を想像することが出来なかった貴方との会話をすることだと思うのです」と綴られた詩に、観客は聞き入っていた。上映後には“涙友(るいとも)タイム”も設けられ、参加した観客たちが映画の感想などを語り合った。
「くちづけ」は、5月25日から全国で公開。
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