【全米映画ランキング】「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が首位デビュー
2013年5月21日 18:00

[映画.com ニュース] サマーシーズン3週目を迎えた先週末の全米ボックスオフィスは、J・J・エイブラムス監督の最新作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が封切られ、約7000万ドルのオープニング興収をあげて首位デビューを果たした。
同作は2009年にエイブラムス監督がリブートした新生「スター・トレック」シリーズの第2作。突如として現れ、地球に攻撃を仕掛けてきた謎の男ハリソンに対抗するため、カーク艦長とスポックはエンタープライズ号を率いて宇宙の戦闘地帯へと旅立つが……。レビューはエイブラムス作品らしく概ね良好だったが、オープニング興収は約7000万ドルと業界の予想を下回る成績となってしまった。第1作のオープニング興収が約7500万ドルで最終興収約2億5700万ドルだったため、第2作は現状で2億ドル近辺が最終興収のラインとなる。約1億9000万ドルという巨費をかけ、前作以上のスケールで製作された作品だけに、これからの巻き返しに期待したいところだ。
キャストは主人公カーク役のクリス・パインに、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、サイモン・ペッグ、ジョン・チョウ、ブルース・グリーンウッドらレギュラー陣のほか、「ロボコップ」「裸のランチ」の名優ピーター・ウェラー、TVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」で人気スターとなったベネディクト・カンバーバッチが敵役ハリソンとして登場する。
約3500万ドルで2位にダウンしてしまったのは「アイアンマン3」。17日間の累計は約3億3700万ドルで、4億ドルを射程圏内に収めている。また、海外の興収を含めた全世界興収ではすでに10億ドルを突破し、歴代9位にランクインしている。
そして、前週2位だった「華麗なるギャツビー」は約2300万ドルの興収で3位に。累計は9000万ドルオーバーで、今週中にも1億ドルに到達する見込みだ。
メモリアル・デイ(戦没者追悼記念日)の連休を迎え、いよいよ夏本番となる今週は、人気シリーズの第6弾「ワイルド・スピード EURO MISSION」、シリーズ最終章「ハングオーバー!!! 最後の反省会」のほか、イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演の「ビフォア・ミッドナイト」(リチャード・リンクレイター監督)が公開となる。
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