著名人ほか総勢36人が選んだ“ブラピ主演作BEST3”は？

1987年の「ノーマンズ・ランド」から2011年の「マネーボール」まで、「ジャッキー・コーガン」よりも前にピットが出演した作品（声のみの出演作は除く）を対象に、著名人、映画評論家、映画ライターの総勢36人が、自身にとっての“ブラピBEST3”を選出。第1位＝3ポイント、第2位＝2ポイント、第3位＝1ポイントで集計した結果として「ブラッド・ピット主演作ベスト3」が決定した。

第1位に輝いたのは、99年のデビッド・フィンチャー監督作「ファイト・クラブ」。第2位には92年のロバート・レッドフォード監督作「リバー・ランズ・スルー・イット」がランクインし、第3位には再びフィンチャー監督の「セブン」（95）が続いた。

ピットといえば、端正な顔立ちや容姿の魅力にとどまらず、ゴールデン・グローブ賞受賞やアカデミー賞にノミネートされるほどの演技力や、フィンチャー、リドリー・スコット、クエンティン・タランティーノ、スティーブン・ソダーバーグ、コーエン兄弟、テレンス・マリックらそうそうたる名監督とのコラボレーションでも映画ファンを楽しませてきた実力派。それだけに、危険でミステリアスな男を演じた一筋縄ではいかない作品＝「ファイト・クラブ」が人気を集めたと言えるだろう。

ピットは、「ジェシー・ジェームズの暗殺」のアンドリュー・ドミニク監督と再びタッグを組んだ「ジャッキー・コーガン」でも、「ファイト・クラブ」のタイラー・ダーデン役に通じるワイルドかつセクシー、そしてミステリアスなキャラクターとして登場。クールな殺し屋として危険な魅力を発揮し、観客を暴力と欲望が渦巻く裏社会へといざなっていく。「ファイト・クラブ」を1位に挙げた松江監督は、最新作に「久々に無骨な雰囲気。いいじゃん。アニキと呼びたいブラッド・ピットを待ってたよ」とコメントを寄せている。

「ジャッキー・コーガン」は4月26日より全国公開。