【第85回アカデミー賞】史上初! ダニエル・デイ=ルイス「リンカーン」で3度目の主演男優賞
2013年2月25日 13:51
[映画.com ニュース] 第85回アカデミー賞の授賞式が2月24日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」で米第16代大統領エイブラハム・リンカーンを演じたダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞を受賞した。デイ=ルイスは過去2回同賞を獲得しており、史上初の3度目の受賞となった。
1957年英国生まれで、青年時代は舞台を中心に活躍。1971年に「日曜日は別れの時」で映画デビュー。89年の「マイ・レフトフット」でアカデミー主演男優賞を受賞。以降、「ラスト・オブ・モヒカン」(92)、「父の祈りを」(93)、「エイジ・オブ・イノセンス」(93)、「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)など作品を厳選して出演、07年の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で2度目のアカデミー主演男優賞を手にした。今作「リンカーン」では、周到な役作りで米国の奴隷解放を実現したリンカーン大統領を熱演し、3度目の栄冠に輝いた。
スピルバーグ監督が構想、製作に12年を費やした「リンカーン」は、貧しい家に生まれ育ったものの、努力と独学で身を立て大統領の座にのぼりつめ、権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めた第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。今回のアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞の最多12部門にノミネートされた。4月19日から公開。