18歳になった若手実力派の松岡茉優「24時間、どこでも呼んで」
2013年2月16日 22:35
[映画.com ニュース] 東京・中目黒で無料の映画上映会&トークショーを行う地域活性化プロジェクト「ナカメキノ」の第2回イベントが2月16日に行われ、昨年スマッシュヒットを記録し、映画賞を席巻した「桐島、部活やめるってよ」が上映された。同作に出演する女優の松岡茉優がトークショーに出席し、この日迎えた18歳の誕生日を吉田大八監督らが祝福。「18歳になり、24時間働けるようになったので、どこでも呼んでください」と挨拶した。
直木賞作家・朝井リョウ氏の同名小説を原作に、学内のスター的な存在である“桐島”が部活を辞めるというニュースに翻ろうされる生徒たちの日常を描く。同日・同刻に起こる出来事を、さまざまな人物の時間軸や視点から切り取る構成で「2回目に見るのが、一番面白いという人が多い」(吉田監督)。松岡は3回鑑賞したといい「カメラを持っていき『写真部です』と伝え、入場料を1000円にしてもらった」と公開時に渋谷東急が実施した“部活割引”の利用を明かした。
また、吉田監督は「世代はもちろん、見るエリアでも笑いのツボがまったく違うと聞いた。ここにいる皆さんにも、中目黒のツボというものがあったんじゃないでしょうか」と観客の反応に興味津々。主演の神木隆之介をはじめ、若いキャスト陣を相手に「今回は出演者のほうが、演じる高校生に近いので、こちら側から指示するのではなく『とにかく、やってみて』と。監督として正解をもっていなかったので、一緒に考えてほしいと思った」と現場での演出を振り返った。トークショーには松岡、吉田監督をはじめ、共演する東出昌大、落合モトキ、浅香航大が出席した。
「桐島、部活やめるってよ」「悪の教典」など話題作に出演し、若手実力派女優として注目を浴びる松岡は、NHK BSのプレミアムドラマ「人生は『サイテーおやじ』に教わった~漫画家・西原理恵子 義父との日々」に主演し、高校時代の西原理恵子を演じることが決まっている。
「桐島、部活やめるってよ」DVD&ブルーレイは2月15日発売中。
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