「変態仮面」が鈴木亮平主演で映画化!小栗旬が脚本協力
2013年2月14日 07:00
[映画.com ニュース] 「週刊少年ジャンプ」黄金期に連載された伝説の人気漫画「究極!!変態仮面」が、実写映画化されることが決定した。今作は、原作のファンで映像化を切望していた俳優・小栗旬の熱い思いを知った福田雄一監督(「コドモ警察」「俺はまだ本気出してないだけ」)が共鳴したことで実現。脚本を兼ねる福田監督に小栗が協力し、「変態仮面を演じるなら他には考えられない」と小栗に指名された人気俳優の鈴木亮平が初主演映画に臨む。
大ヒット中の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の劇場公開時(昨年11月17日)、ティ・ジョイ系列劇場で作品情報が一切含まれていない映像のみを上映したところ、大反響を呼んだ「変態仮面」が、満を持してベールを脱ぐ。映画のタイトルは、「HK 変態仮面」。原作は1993~94年、当時発行部数600万部を誇る週刊少年ジャンプで連載された「究極!!変態仮面」で、ドMの刑事とSM女王様の間に生まれた拳法部所属の高校生・色丞狂介(しきじょうきょうすけ)が主人公。女性用パンティをかぶると人間の潜在能力が100%引き出された超人“変態仮面”に変身し、悪人に笑われ、助けた人に逃げられながらも奮闘する姿を描いた。わずか1年余りの掲載期間だったのにもかかわらず、芸能界でもアイドルや女優に隠れファンが多く存在する伝説の作品だ。
脚本協力の小栗は、かねて同作のファンを公言し、自身がニッポン放送で「オールナイトニッポン」を担当していた頃には番組に原作者・あんど慶周氏が登場したほど。それだけに、今回の映画化には思い入れもひとしおの様子で、福田監督やプロデューサー陣との打ち合わせでも、同作のヒーローものとしての世界観について熱く説いたという。
色丞狂介(変態仮面)役の鈴木は186センチの長身で、日本人離れした恵まれた体格をもつが、変態仮面の超筋肉質な肉体を具現化するため、体重を15キロ増量。そこから脂肪をそぎ落とすという、アスリート並みの肉体作りを1年以上にわたり敢行。また、原作に登場する変態仮面の全ポーズをファイリングし、研究を重ねてきた。
並々ならぬ意欲で撮影に挑んでおり、「週刊少年ジャンプを代表する作品ということもありプレッシャーは甚大ですが、一切の妥協を排した変態仮面をお見せできるよう、この1年間、肉体と精神の準備を重ねてきました。迫力ある生身のアクションはもちろん、『俺は変態じゃないんだ!』という思春期の悩みに苦しむ少年の心を真摯に演じきりたいと思います」とコメントを寄せた。
また、ヒロインの姫野愛子は「仮面ライダー フォーゼ」で注目を浴びた清水富美加が扮し、ムロツヨシ、安田顕、佐藤二朗、塚本高史、岡田義徳、大東駿介らが脇を固める。さらに、ロックバンド「MAN WITH A MISSION」が、初めて映画主題歌に楽曲「Emotions」を提供することも発表された。
「HK 変態仮面」は、4月6日に東京・新宿バルト9で先行公開され、同13日から全国で公開。
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