三谷幸喜、渡辺謙&和久井映見との初舞台に手応え「“ニュー和久井”をお楽しみに」
2013年2月8日 21:00
[映画.com ニュース] 三谷幸喜の最新作舞台「ホロヴィッツとの対話」の公開フォトコールが2月8日、東京・渋谷のパルコ劇場で行われ、三谷をはじめ、出演の渡辺謙、段田安則、和久井映見、高泉淳子が出席した。
19世紀の仏パリを舞台に芸術家たちの友情を描いた「コンフィダント・絆」(2007)、1940年代の独ベルリンを舞台に芸術と権力の狭間で葛藤(かっとう)する映画人たちを描いた「国民の映画」(11)に続く、三谷の海外芸術家シリーズ第3弾。「ラヂオの時間」「THE 有頂天ホテル」など、スポットを浴びることのない裏舞台で活躍する人々を描いてきた三谷が、20世紀のピアノの巨匠たちを支えてきた専属調律師フランツ・モアと、天才ピアニストのウラディミール・ホロヴィッツのある1日の会話劇を描く。
実在した人物モア役を演じる渡辺は、本作が12年ぶりの舞台となり「自転車ってこうやって乗るんだよねって、体が覚えていたところはある。ここの劇場は演劇人として育てていただいた小屋なので、客席や袖の感じもすごく懐かしい。気楽にではないけど楽しんでやっている」と久々の舞台稽古を満喫中。そして、「舞台はその場で始まってその場で終わる。その時間の中で激しいビートを刻むエネルギーが必要。演劇的な体力を確認しながら稽古している」と意欲満々だった。
デビュー25周年にして舞台初挑戦となる和久井は、モアの妻エリザベス役に扮し「緊張して手が震えている。とにかく知らないことだらけ。顔合わせは浴衣で参加した方がいいのかとか(笑)。でも皆さん、決して責めることなくずっといてくださる」と、ベテラン陣に支えられながら充実した初舞台を踏んでいた。
ホロヴィッツ役の段田は、本物そっくりの佇まいを披露したが「そこらへんの日本のじいさんに見られたらどうしようと思った。少しでもホロヴィッツに見えれば。初日大丈夫かな」と不安げ。ホロヴィッツの妻ワンダ役で三谷作品に初出演する高泉は、「三谷さんの舞台もパルコ劇場も初めてづくしで緊張している。三谷さんは本当に素晴らしく、役者にとって幸せな舞台」と喜びをかみしめていた。
三谷は、渡辺との初タッグを「稽古から渡辺さんをよく観察しているけど、なんてせっかちな人だろうと。だいたい移動する時は走っている。作品に対しての取り組み方など、こういう俳優さんと仕事するのは初めてなので、とてもうれしいし刺激になっている」と手応えを感じていた。また、和久井の魅力についても「先ほどのフォトコールでも和久井さんの新しい面を見ていただいた。和久井さんの新しい引き出しを引き出して、早くみんなに見せたかった。“ニュー和久井”をお楽しみに」とニヤリ。そして、「フォトコールって日本であまりやらないから緊張してしまった。皆さん基本的には良かった。セリフのゴタゴタもあったけどこの調子で初日も頑張って」とキャスト陣にエールを送った。
「ホロヴィッツとの対話」は、2月9日~3月10日に東京・渋谷のパルコ劇場、3月13~31日に大阪の「シアターBRAVA!」で上演される。
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