高畑勲監督「かぐや姫の物語」公開が秋に延期!
2013年2月5日 06:00

[映画.com ニュース] 配給大手の東宝は、高畑勲監督の約14年ぶりの新作アニメ映画「かぐや姫の物語」の公開を、今夏から秋に延期すると発表した。同日公開を予定していた宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」の日程は変更せず、当初の発表通り夏に公開される。
東宝によれば、両作を製作するスタジオジブリから今年に入って連絡があり、「かぐや姫の物語」の進行状況が絵コンテの完成していない状態であると報告を受けた。そのため、検討を重ねた結果、「公開の確実性と作品のクオリティーをより高めてほしいとの願いをこめて、公開延期の決断をするにいたった」という。
「かぐや姫の物語」は、日本のアニメーションを黎明期から支え、宮崎監督と盟友関係にある高畑監督の「ホーホケキョとなりの山田くん」以来となる監督作。遅筆で知られる高畑監督が2005年から構想を練っていた、日本最古の物語といわれる「竹取物語」を題材にした企画だ。
また、夏公開に向け製作中の「風立ちぬ」は、興行収入155億円を記録した「崖の上のポニョ」以来となる宮崎監督の最新作。前作に続き脚本も兼ねる今作は、宮崎監督が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していた同名漫画が原作で、ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎の若き日の姿を描く。映画では、堀辰雄の傑作小説「風立ちぬ」の恋愛模様を盛り込みながら、10歳の主人公・二郎の30年におよぶ生涯に迫る。
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