アカデミー賞2部門ノミネート「フライト」予告編が解禁!
2013年1月21日 15:30
[映画.com ニュース] 第85回アカデミー賞で主演男優賞、脚本賞の2部門にノミネートされているデンゼル・ワシントン主演、ロバート・ゼメキス監督作「フライト」の本予告編が、このほど公開された。
予告編は、病室でワシントン演じるウィトカー機長が目覚めるシーンからはじまり、彼が3万フィート上空で起きたエンジントラブルから、とっさの判断で不時着に成功し、多くの命を救ったいきさつがスリリングな映像とともに映し出されていく。だが、彼の血液からはアルコールが検出され、国民的英雄としての扱いから一転し、“英雄なのか? 犯罪者なのか?”が問われていくことになる。
脚本を担当したジョン・ゲイティンズは、実際の飛行機事故を広範に研究し、国家輸送安全委員会の協力を得て、多くのパイロットへのインタビューや緻密なリサーチを重ねたという。予告編の最後に登場する驚がくの背面飛行シーンについても、インタビューに応えたパイロットのひとりが実際に経験した過去の事故が基となっている。その背面飛行時の機内撮影では、特注のジェット機を製作し、実際に180度回転させて上下逆さまの状態で撮影。ワシントンはスタントマンを使わずに臨み、逆さまのまま緊張感あふれるシーンを演じ切った。
人生の闇に飲み込まれた男が、再び立ち上がるまでの魂の軌跡を描く「フライト」。「衝撃と感動の物語」というコピーが、ウィトカーを待つ壮絶な運命をイメージさせる。「フォレスト・ガンプ 一期一会」のオスカー監督ゼメキスが12年ぶりに手掛けた実写作品であり、「トレーニング デイ」(主演男優賞)、「グローリー」(助演男優賞)で2度のオスカー受賞経験を持つワシントン主演作品だけに、アカデミー賞の行方も気にかかる。共演はジョン・グッドマン、ドン・チードル、メリッサ・レオほか。3月1日から全国で公開。