ティム・バートン監督「無償の愛を教えてくれた」犬への愛情を語る
2012年12月3日 11:37

[映画.com ニュース]最新作「フランケンウィニー」の日本公開を前に、メガホンをとったティム・バートン監督が12月3日、都内で来日会見を行った。来日PRはジョニー・デップ主演の「ダーク・シャドウ」以来、今年2度目。これまで劇中に愛らしい犬をたびたび登場させたバートン監督の新作は、死んでしまった愛犬をよみがえらそうとする少年の奮闘を描いており「少年時代に経験した愛犬との関係性と思いを映画にこめた。犬との出会いは、幼い私に無償の愛を教えてくれる特別な体験だったからね」と変わらぬ愛情を語った。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「アリス・イン・ワンダーランド」のバートン監督が、1984年に製作した同名の短編ストップモーションアニメを自ら長編化。科学オタクで、映画作りが大好きな10歳の少年ヴィクターが、死んでしまった愛犬スパーキーを落雷の力を利用し、よみがえらせたことで起こる騒動をモノクロ3D映像で描き、「この作品の真のヒーローは、1コマ1コマキャラクターに命を吹き込んだアニメーターなんだ」(バートン監督)と現場スタッフに最敬礼だ。
映画には往年の怪獣映画へのオマージュも捧げられ、「私なりに大好きな怪獣映画への愛を注いだつもりだ」。登場人物にはそれぞれモデルがいるといい「特定の人物ではないが、今までの経験や思い出を大いに参考にしているよ」とキャラクター作りを明かし、「この作品で描きたかったのは、大切な人やものへのきずな」とアピールした。
会見にはプロデューサーのアリソン・アベイトも出席し「奇妙だけど、人間らしい優しさと繊細さがある点がティム作品の魅力。特に今回は子どもが主人公になっていて、自己発見というテーマを投げかけているの」と説明。ストップモーションアニメについて「作り手のビジョンが純粋な形で表現できるから、まさにティムのような映像作家にはぴったりの表現手段だと思う」と力説していた。
会見にはお笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪はるか、「オリエンタルラジオ」の中田敦彦、藤森慎吾が登場し、映画にちなんだ“ビリビリ感電実験”を披露した。
「フランケンウィニー」は、12月15日から全国で公開。
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