東直己×村上淳×横浜聡子、熱い“ハードボイルド談義”交わす
2012年11月14日 21:00

[映画.com ニュース] 映画チャンネル「V☆パラダイスHD」が企画するハードボイルド映画の特集放送に先がけ11月14日、無料放送となる「V☆パラダイス Presents 大人のハードボイルド談義」の収録が都内の喫茶店で行われ、作家の東直己、俳優の村上淳、映画監督の横浜聡子が対談式トークイベントに出席した。
同チャンネルでは、大人の男たちの魅力を描いた映画を“ハードボイルド特選”として12月に一挙特集放送。ラインナップは、「フリージア 極道の墓場」(渡辺武監督)、「友よ、静かに瞑れ」(崔洋一監督)、「天国から来た男たち」(三池崇史監督)などの人気タイトルがそろう。
「フリージア 極道の墓場」「探偵はBARにいる」などハードボイルド映画の原作で知られる東氏は、「実はジャンルにはそんなにこだわっていない。自分では純愛バイオレンスだと思っている」と持論を展開し、ハードボイルドの定義を「やせ我慢の美学。嫌々やるのがハードボイルドのミソ」と語った。これには村上も、「我慢とやせ我慢は違う。20代の頃はやせ我慢はするべきだと心に決めて俳優を続けてきた」と賛同していた。
ハードボイルドに強いあこがれを抱くという村上は、「ハードボイルドの全盛期ってフィルム・ノワールが生まれてきた時代と重なる。気取っているところが格好良くて、活字や映画は気取って良いと思う」と熱弁。また、「ハードボイルドを強く感じるのは時代劇をやった時に多い。これまでジャンルに不自由を感じていたけど、『探偵はBARにいる』みたいな作品ができたことで自由さを感じたし、これを機にハードボイルド絶対値が生まれてくれればいい」と期待を込めた。「探偵はBARにいる2」の完成を目前に控えた東氏は、「撮影は終わったそうなので初号試写を楽しみにしている。映画は映画で自由にやってもらいたい。自分の手を離れて成人した息子が会社に入ったような、その程度のもの」と寛大な姿勢だった。
これまで一貫して破天荒なキャラクターを描いてきた横浜監督は、映画監督を志したきっかけを「『時計じかけのオレンジ』を見て。暴力や冷酷さが映画と共存できることを知った」と述懐。「ジャーマン+雨」で鮮烈なデビューを飾ったが、「何者でもなかったけど映画界に一石投じたかった。OLをやって社会の抑圧が大きくて、その反動が映画。筋を通った人間を描きたいという気持ちがあった」と熱く語った。
「V☆パラダイス Presents 大人のハードボイルド談義」は、BSスカパー!で12月1日深夜27時から先行無料放送。
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