ロバート・ローレンツ監督、師匠イーストウッドから「人生について学んだ」
2012年10月28日 15:57

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッドの4年ぶり銀幕復帰作「人生の特等席」が10月28日、東京・六本木で開催された第25回東京国際映画祭の公式クロージング作品として上映されることになり、ロバート・ローレンツ監督が取材に応じた。
ローレンツ監督は、「マディソン郡の橋」(1995)以来、17年にわたりイーストウッドのもとで映画製作を学んだ。イーストウッドから「映画づくりに留まらず、『健康でいること』『長期的に見ること』など人生についても学びました。監督としては、演出される立場としての役者がどういうことを感じるのかを教えてもらい、リーダーとして他の人を導いていく自信を継承していると思います」と語った。
今作で、監督としてイーストウッドとコンビを組み「最高の経験でした。もともとコラボレーションを大切にする方だけれど、自分のやり方でやらせてくれてサポートもしてくれた」と感激しきり。念願の監督デビューに「ずっと監督をやりたいと思っていたので、心温まる作品でデビューを飾ることができてうれしい。(次回作は)ダークでシリアスなクライムものを温めていますが、イーストウッドから学んだことを糧に監督としてまい進したい」と決意を新たにした。
ローレンツ監督は、メガホンをとった経緯について「ストーリーを脚本家とともに開発した今作をイーストウッド氏にプレゼンしたところ、私が初監督作品を探していることを知っていた彼は『これは君がやった方がいいのではないか』と言ってくれたんです」と説明。そして、「イーストウッド氏の年齢になると、なかなか役柄にひかれるものをオファーされないけれど、この作品が持つ魅力的な力にひかれたのではないでしょうか。私に監督を任せてくれたのも、私が彼のやり方を熟知していることに、安心感を持ってくれたからだと自負しています」と笑顔をのぞかせた。
「人生の特等席」は、大リーグの伝説的スカウトマンが、キャリア最後の旅を通して疎遠になっていた娘と向き合う姿を描く。撮影のトム・スターン、美術のジェームズ・J・ムラカミらイーストウッド組おなじみのスタッフが結集。エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイクらが共演している。11月23日から全国で公開。
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