若松孝二監督が交通事故後に死去
2012年10月18日 11:48

[映画.com ニュース] 10月12日に都内で交通事故にあった映画監督の若松孝二さんが17日夜、搬送先の病院で死亡した。76歳だった。来年公開の中上健次の小説を原作とした映画「千年の愉楽」が生前最後の作品となった。
若松さんは1963年にピンク映画「甘い罠」で監督デビュー。65年に「若松プロダクション」を創設し、「処女ゲバゲバ」「天使の恍惚」など反体制的なメッセージを込めた自主制作映画を量産、当時学生運動に参加していた若者らから絶大な支持を得る。71年には元連合赤軍メンバーで、映画監督の足立正生とパレスチナに渡りドキュメンタリー「赤軍-PFLP・世界戦争宣言」を製作。政治色の強い作品が多い中、内田裕也主演の「水のないプール」、宮沢りえや北野武も出演した「エロティックな関係」など商業映画も手がけている。
近年では08年に「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」が第58回ベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)と国際芸術映画評論連盟賞(CICAE賞)をダブル受賞、10年の「キャタピラー」で主演の寺島しのぶが同映画祭銀熊賞を受賞。今年は「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」がカンヌ映画祭ある視点部門出品、「千年の愉楽」が第69回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品されるなど、国内外で精力的に活動していた。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー