実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

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解説

1972年2月、連合赤軍の5人の若者たちが軽井沢のあさま山荘に10日間に渡って立てこもり、警察と銃撃戦を繰り広げた"あさま山荘事件"。日本中に衝撃を与えた、あの事件に至るまでの連合赤軍崩壊の過程を鬼才・若松孝ニ監督がドキュメンタリータッチで描いた群像劇。昨年の第20回東京国際映画祭では「日本映画・ある視点」部門の作品賞を受賞。また、08年ベルリン国際映画祭では最優秀アジア映画賞と国際芸術映画評論連盟賞のダブル受賞を果たした。

2007年製作/190分/日本
配給:若松プロダクション、スコーレ

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(C)若松プロダクション

映画レビュー

5.0若い人ほど本作を観て、団塊左翼老人たちに騙されて、山岳ベースに連れて行かれないようにするべきだ 「連合赤軍」は精神の中にいまも存在して、あなたを狙っているのだ

あき240さん
2022年5月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これほど胸糞悪い映画は久しぶりだ
「冷たい熱帯魚」と同じくらいに胸糞が悪い

そんな映画を観ようと思ったのは訳がある
1ヵ月ほど前、こんな記事を読んだからだ

「手紙で「出所後は謝罪と闘病」 5月刑期満了の重信房子受刑者」

あの日本赤軍の重信房子がもうすぐ5月28日に出所するというのだ
2000年に大阪府高槻市で逮捕されて、もう22年も経ったのだ

彼女は本作の劇中前半に重要人物として序盤直ぐから登場する

21歳とテロップにでる黒髪ロングの綺麗な女性が、今では76歳の老婆になり果てて出所してくるのだ

出所後は彼女に本作をまず観て欲しいと思う
そしてその感想を公表して欲しいものだ

山荘ベース事件やあさま山荘事件そのものは、彼女とは直接関係はない

しかし関わりは濃厚にあるのだ
そして、この当時学生運動に関わって活動していた団塊左翼老人たち全員にも関わりがあるのだ
関係ないなんて言わせない

連合赤軍のこと、あさま山荘のこと、重信房子のこと
そんなこともう半世紀も昔のことだ
21世紀の現代になんの関係もない

ならば同時代に生きて、同じ様な左翼活動をした団塊左翼老人たちが、若き青春の日々を回顧する為の映画なのだろうか?
太平洋戦争の戦記映画のような当時を回顧する映画なのだろうか?

それならば21世紀生まれの若い人に、本作を観る意義や意味や価値などないのだろうか?

いや今こそ21世紀生まれのように若い人こそ本作を観るべきだと思う

タイトルにあるように本作の終盤は、あさま山荘の立てこもり事件となる

1972年2月下旬、軽井沢駅から南に8キロほど
河合楽器の保養所「あさま山荘」で起こった実際の事件

「突入せよ!あさま山荘事件」が徹底して体制側の視点だったから、連合赤軍側の視点で彼らの考え方や立場を、若松監督は伝えたかったことが製作意図という
しかし、本作には一切の美化も、正当化も、賛美も、擁護もない
実録そのものだ
そこは大いに好感が持てる

この事件から今年はちょうど50年
同じ2月下旬にロシアはウクライナに侵攻した

何の関係もないようで、何か同じことのように見えないだろうか?

ウクライナ戦争は、プーチンにとってのあさま山荘事件のように思えて仕方ないのだ

自らの凝り固まった思想信条が行き着いた先ということだ

本作の真のクライマックスは、あさま山荘の攻防では無い
その前に展開される山岳ベース事件だ

正視に耐えない
正に地獄
なんという陰湿さ、凄惨さ
肉体だけでなく精神をも破壊するリンチ

凝り固まり煮詰まって自家中毒となる思想と体制の恐ろしさが余すことなく表現されている

共産主義化達成の為だといえば全てが正当化される
一人一人の共産主義化が必要だといえば、人に対して何をしてもよいのだ
共産主義思想の行き着くこところの姿だ

本当に、こんな連中に日本が乗っ取られ支配されずに済んで良かったと心から思う

翻って、2022年5月9日のロシアの軍事パレードに、それと同じ狂気を感じるのだ

ウクライナ南部のロシア占領地の町には、巨大なレーニン像が建てられ、ソ連の赤旗が翻っているニュース映像もそうだ

「こんなの革命じゃないよな!自己批判しろ!」
という台詞が終盤に、立て込もり犯の口から飛び出る
その言葉をプーチンに投げかけたい

しかし、プーチンはそれを21世紀にやろうとしていると言うことだ

共産主義なんか抜け落ちて、あるのはただただ帝国主義とファシズムなのだ

しかしこのウクライナ戦争でのロシアの行動を正当化し、擁護する人々が、驚くことに一定数いるようなのだ
その精神の構造は、本作の登場人物と変わらない
「連合赤軍」の精神は今もあるのだ

若松孝二監督は、60 年安保闘争以前から、日本の左翼闘争の歴史を解き明かしてくれる
その当時、同時代にその現場に生きた人間ならではの生々しさが、自分のようなもっと下の世代にも伝わる

若松孝二監督は、1936年生まれ
60年安保世代だから、本作の登場人物達とは一世代上になる
しかし本作登場人物とも幾分かの関わりもあったようだ
農業高校中退後、職を転々として、あさま山荘事件のときは36歳、ピンク映画を撮りまくっていた

戦争宣言(特徴的なゲバ文字)
赤軍派結成
万国のプロレタリア団結せよ!

自己陶酔の言葉の数々
今となっては爆笑だ

永田洋子は序盤しばらくしてから登場する
酷薄、冷血、のっぺりとした白い顔、切れ長のキツい目つき、つり上がった細い眉
まさに彼女のそのもののイメージが映像で具象化されている

ラストのテロップでは収監中となっているが、
2011年2月5日に東京拘置所で脳萎縮、誤嚥性肺炎のため65歳で獄死している

あさま山荘事件の5人の犯人の一人、坂東国男は、この3年後、重信房子の日本赤軍がクアラルンプール事件を起こして奪還に成功、今も逃亡中

その重信房子が刑期満了で出所してくる
このニュースを団塊左翼老人たちはどのように聞いたのだろうか?
彼らはもう75歳前後

劇中にこんな台詞がある
「きちんと総括させて自己批判させなければ革命的な死にはならないぞ」

彼らの心の中で「総括」はできているのだろうか?
自己批判ができているのだろうか?

本作のように、「勇気がなかった」なんてことで、簡単に総括して欲しくない
そんなのは自己批判じゃない
言い訳だ

それとも、死ぬ前に一花咲かせようと、未だに半世紀も昔の考え方に若者を洗脳しようとしているかも知れない

だからこそ、若い人ほど本作を観て、団塊左翼老人たちに騙されて、山岳ベースに連れて行かれないようにするべきだ
「連合赤軍」は精神の中にいまも存在して、あなたを狙っているのだ

令和の殲滅戦なんか、絶対にごめんだ!

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あき240

2.5学校の授業で見せるべき

2020年10月26日
Androidアプリから投稿

『それでも僕はやってない』『コンクリート』と同じくらいに中学、高校の授業で見せるべき映画だと思う。
革命の名の元、自分達の正義を信じ、国の為戦って散っていった若者達。
彼らのような若者達の命の上に俺らはいる。

かといって共産主義、赤、極左を礼賛はできない。でもこの時代の左派は愛国を感じる分、今の左派よりはマシな気がする。
今も昔も声高に平和を謳う奴等に限って暴力的かつ過激だよな。
総括の名の元死んでいった者達。
彼らはお国の為に死んだんですか?
革命の名を冠した宗教じみた理不尽な組織に殺されたんじゃないですか?
それでいて、散っていった同士の志を継ぐとか虫が良すぎんだよ。

ただ、今の日本がアメリカじゃなくて中国を選んでいたとしたらこの映画の評価は180度変わると思う。

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カミムラ

3.5自己否定と総括

カメさん
2020年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
連合赤軍の若者達がいかにして、あの浅間山荘の事件まで流れ着いたのか。まさに流れ着く様にあの場所に導かれ、最後を迎える。
また山岳ベース事件なども鮮明に事件の経過を描き、甘美な主義に酔いしれた若者達が、どのようにして壮絶なリンチが行われたかを教えてくれる。総括と自己否定。聞くだけで背筋が凍る思いになる。
永田洋子役のあの目。もう無理矢理にでも自己否定するしかない。

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カメ

4.0総括

2020年10月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

森と永田がデキてんじゃねーか!自己批判を求めるッ!

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filmpelonpa
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