三上博史、NHKドラマで異色の“実験刑事”に
2012年9月12日 07:00
[映画.com ニュース] 俳優の三上博史が、NHKの新ドラマ「実験刑事トトリ」に主演することがわかった。三上はこれまで、「母帰る」「35歳・夢の途中」で同局のドラマへの出演経験はあるが、連続ドラマには初めて挑む。
今作は、「映画 妖怪人間ベム」「アフロ田中」「おにいちゃんのハナビ」などを手がけてきた若手脚本家・西田征史氏によるオリジナル作品。大学の研究室で動物生態学を研究していた主人公・都鳥博士(ととりひろし)が、ある思いにより警視庁の中途採用試験を受験し、43歳で念願の捜査一課に配属され、正義感の強い28歳の若手刑事とともに難事件を解決していく姿を描く。
三上が演じる都鳥は、論理的思考を駆使して仮説を組み立て、実験のような緻密さで捜査に当たる風変わりな新人刑事。高橋光臣扮する実直な青年刑事・安永哲平と、時にぶつかり、時に助け合いながら犯人逮捕に全力を注ぐ。
谷口卓敬チーフ・プロデューサーは、三上の起用理由を「少しだけファンタジーの味がする魅力的な新人刑事を造型するにあたり、三上さんの存在感と透明感が真っ先に思い浮かびました。高橋さんのフレッシュでまっすぐな魅力とのコンビネーションも最高と自負しています」と説明した。
ドラマは、冒頭で犯人の犯行を見せる倒叙スタイルで展開される。栗山千明と笹野高史が出演する第1回「完全犯罪のレシピ」は、人気女性料理研究家が企てた殺人計画の謎に迫る。被害者の死亡推定時刻に生放送の料理番組に出演という、100%のアリバイをもつ料理研究家がキッチンに仕掛けたトリックを暴くため、都鳥が頭脳をフル回転させる。
「実験刑事トトリ」は、11月3日から毎週土曜午後9時から全5回で放送。