人気子役&実力派俳優、宮崎&向井初共演作「きいろいゾウ」に勢ぞろい
2012年9月7日 06:00
[映画.com ニュース] 宮崎あおいと向井理が初共演を果たす「きいろいゾウ」の共演陣が、このほど発表された。人気子役の濱田龍臣くん、浅見姫香ちゃん、本田望結ちゃんをはじめ、柄本明、松原智恵子、リリー・フランキー、緒川たまきといった実力派俳優がずらりと顔をそろえていることがわかった。
西加奈子氏が2006年に発表したロングセラー小説を、廣木隆一監督のメガホンで映画化する今作は、お互いのことを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う夫婦が主人公。天真爛漫な妻利愛子(つまりあいこ)は、背中に大きな鳥のタトゥーを入れた売れない小説家の夫・無辜歩(むこあゆむ)と出会ってすぐに結婚した。互いに秘密を抱えたまま暮らし始めるが、ムコ宛に届いた1通の手紙をきっかけに、ふたりの気持ちは大きく揺らぎ始める。それでも分かり合おうと思い悩むふたりは、実は幼少期に読んだ“きいろいゾウ”という絵本が結びつけた運命の関係にあった。
映画、テレビに引っ張りだこの龍臣くんは、ツマに淡い恋心を抱く不登校の少年・大地という重要な役どころに挑む。今作で銀幕デビューを飾る姫香ちゃんは、大地に積極的なアプローチをかける洋子、「家政婦のミタ」で一世を風びした望結ちゃんは、心臓の病気で入院していた幼少期のツマに扮する。一方、ベテラン陣の役どころも魅力的だ。“社会の窓”を常に開け放つアレチさん役を柄本、その妻・セイカさん役を松原が務めるほか、ムコが背中にタトゥーを入れるきっかけをつくった夏目と緑をリリーと緒川が演じる。
また、大杉漣、柄本佑、安藤サクラ、高良健吾が声優として今作に参加している。大杉は2人が暮らす家の庭に生えていてツマが“ソテツ”と呼ぶ木、柄本はヤギのコソク、安藤は野良犬のカンユの声を担当。高良にいたっては、クモ、草花、雨などに命を吹き込むことになる。周囲の生き物の声が聞き取ることができるツマとの“交流”からも目が離せない。
「きいろいゾウ」は、2013年2月2日(夫婦の日)に全国で公開。
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