岡田准一&榮倉奈々「図書館戦争」実写映画化で初共演
2012年8月1日 05:00

[映画.com ニュース] 有川浩氏の人気小説「図書館戦争」(佐藤信介監督)が実写映画化されることになり、主人公の堂上篤を「V6」の岡田准一、ヒロインの笠原郁を榮倉奈々が演じることがわかった。外伝を含むシリーズ6巻累計の発行部数が280万部を突破した今作で、ふたりが初共演を果たす。
アニメ映画化もされた大人気小説が、原作ファンを納得させるキャスティングで実写化される。文芸誌「ダ・ヴィンチ」の読者アンケートで、キャスティング希望1位に選ばれた岡田と榮倉。有川氏によれば、企画段階のイメージキャストの時点で、ふたりの名前しか挙がっていなかったという。佐藤監督も「原作を読んでいても、顔が浮かぶほどイメージがぴったりだと思う」と太鼓判を押すほどだ。
映画の舞台となるのは、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた、2019年の日本。武力行使さえ許される不当な検閲から“本”を守る自衛組織「図書隊」の隊員たちによる命がけの戦いとともに、図書隊員の鬼教官・篤と新米女性隊員・郁の恋愛模様が描かれる。
今作の見どころのひとつは、“ド派手”なアクションシーン。「SP」シリーズでスタントなしの演技を披露した岡田が、今作でも躍動する。佐藤監督とは約10年ぶりのタッグとなるが「大人気シリーズの原作の映画化ということで、原作ファンの母にも喜んでもらえると思います。佐藤監督をはじめとするスタッフの皆さま、初共演となる榮倉奈々さんをはじめとするキャストの皆さまと、有川浩さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたいと思います」と強い意欲をのぞかせている。
本格アクション初挑戦となる榮倉は、原作を読み「有川先生のあとがきにありました、キャラクターが勝手に動き出す現象、これが撮影の現場でも起こるようにテンションを持っていけたらと思います」と気持ちをたかぶらせている。さらに、「ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」とコメントを寄せた。
「図書館戦争」は、2013年ゴールデンウィークに全国で公開。
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