宮崎あおい“おおかみかぞく”勢ぞろいに「安心する」
2012年7月21日 14:30

[映画.com ニュース] 女優の宮崎あおいが7月21日、都内で行われた主演アニメ「おおかみこどもの雨と雪」の初日舞台挨拶に登壇した。“おおかみおとこ”と恋に落ちたヒロイン・花(宮崎)が、“おおかみこども”の姉弟・雨と雪を女手ひとつで育て上げる感動ドラマ。この日は夫役の大沢たかお、幼少期の雪と雨を演じる大野百花ちゃんと加部亜門くん、自我が芽生える10代になったふたりを演じる黒木華と西井幸人ら“おおかみかぞく”が勢ぞろいし、宮崎は「皆さんに愛してもらえる作品だと心から確信している。今は幸せとうれしさ、そして安心を感じている」と目を細めていた。
「サマーウォーズ」の細田守監督が3年ぶりにメガホンをとる最新作で、監督自らオリジナルストーリーを書き上げた。同日、全国381スクリーンで封切られ、すでに世界34の国と地域での配給も決定している。細田監督は「昨日の夜は眠れなかったが、皆さんの顔を見るとホッとする。3年前から皆さんの顔を思い浮かべながら、作ってきた」と多くのファンが集まった客席に、安どの表情だ。
母親を演じた宮崎は「特にお母さんっぽさは意識せず、自然に恋して、自然に子育てする女性像を意識した。声の仕事は毎回難しいが、今回はとても幸せな経験だった」。大沢は“おおかみおとこ”役でアニメ声優に初挑戦し「もともと細田監督の大ファンだったので、どうしても参加したかった。出番は少ないですが、“好き”という気持ちは誰にも負けない」と胸を張り、「今、子育てをしている女性はもちろん、これからお母さんになる人。そしてそれを支える男性にも見てほしい」と熱弁した。
舞台挨拶では、花に農作業を手ほどきする村の長老を演じる俳優の菅原文太からの手紙が紹介された。現在、山梨県で農業を営んでおり、夏の繁忙期のために舞台挨拶には欠席したが「細田監督の故郷、富山は今でもオオカミが住んでいそうな深い山脈が富山湾を包み込むように連なっている。この物語を豊かにしているのは、細田さんの故郷への愛が詰まっているからだ」と手紙の内容が読み上げられると、細田監督は「感激いたしております。アフレコの時、文太さんから感じた温かさと大きさを思い出す」と感慨深げだった。
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