【全米映画ランキング】「マダガスカル3」がV。「プロメテウス」は2位デビュー
2012年6月12日 15:00
[映画.com ニュース] 6月2週目の全米ボックスオフィス。先週末はドリームワークス・アニメの人気シリーズ最新作「マダガスカル3」、20世紀フォックスのSFスリラー「プロメテウス」という2本の3D大作が公開され、それぞれに6000万ドル、5100万ドルというオープニング興収をたたき出すハイレベルな争いが展開された。
約6000万ドルを稼ぎ出し、見事首位デビューを飾ったのは「マダガスカル3」。シリーズ3作目の今回は、マダガスカル島から故郷のニューヨークに帰るはずのアレックス(ライオン)、マーティ(シマウマ)たちがどういうわけかコートダジュールに漂着し、ヨーロッパを冒険することになる、というストーリー。
前作「マダガスカル2」のオープニング興収約6310万ドルには及ばなかったものの、第1作「マダガスカル」の約4700万ドルを上回っており、興行的には一安心といったところか。レビューもこれまでの2作同様、まずまずといったところで、最終興収は1億8000万ドル前後になると見られている。声の出演はアレックスにベン・スティラー、マーティにクリス・ロック。監督は「マダガスカル」のエリック・ダーネルと「モンスターVSエイリアン」のコンラッド・バーノン。
約5100万ドルの興収で2位デビューとなったのは、「エイリアン」「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」。近未来の考古学者チームが、人類の起源を探るため宇宙船プロメテウス号に乗り未知の惑星へと降り立つ。だがそこで謎の生命体に遭遇し、人類の生き残りを賭けた戦いに巻き込まれていく……。製作当初は1979年の名作SF「エイリアン」のプリクエル(序章)と報道されていたが、最終的には「エイリアン」と同一世界という設定だけを残した独立したストーリーとなった。レビューは概ね良好で、1億5000万ドル以上の興収を見込める好スタートを切った。出演はノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアース、シャーリーズ・セロン。
今週末はトム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、メアリー・J・ブライジ、ポール・ジアマッティ、アレック・ボールドウィン出演のロックミュージカル「ロック・オブ・エイジズ」(アダム・シャンクマン監督)が公開となる。