井浦新&若松孝二監督、今度はヤクザ映画!? 固い信頼関係を告白
2012年6月2日 15:09
[映画.com ニュース] 若松孝二監督の最新作「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」が6月2日、全国20スクリーンで公開。若松監督をはじめ三島由紀夫に扮した主演の井浦新、満島真之介、岩間天嗣、鈴之助、永岡佑は、東京・テアトル新宿で舞台挨拶に立った。井浦は「ようやく、若松監督のもとスタッフ、キャストが思いを込めてつくった作品を皆さんにご覧いただけます。日本人の心をうつしています。ぜひ思う存分、堪能してください」と感慨に浸った。
第65回カンヌ映画祭ある視点部門に正式出品され、2日前に帰国したばかりの若松監督は「1500~1600席が満員だった。つまらないとバラバラ帰るから心配していたけれど、ひとりも帰らなかった」とホッとした様子。それでも、「連合赤軍の映画を撮って、何で三島なんだと質問をされ、取材は大変だった。何かを変えようとするのに、右も左も関係ない。よく極左だと思われているけれど、違うんですよ!」と若松節で場内の爆笑を誘った。
若松監督と井浦がタッグを組むのは、次回作「千年の愉楽」(秋公開)を含め5本におよぶ。若松監督は、その理由を「楽なんだよ。ツーカーというか」とニヤリ。さらに、「慣れっこにならない。男女の関係も慣れっこになるとダメになる。アホな役者はすぐ慣れっこになって、自分がうまいと錯覚する。新はいつでも1本目と同じ感覚で現場に来るんだ」と称える。
井浦は「海燕ホテル・ブルー」で、ヤクザ役を演じた。その役づくりには、若松監督も仰天したそうで「ビックリするようなヤクザになってきた。菅原文太よりもいいよ! うん、今度はヤクザ映画を撮ろう」と約束を交わしていた。一方の井浦も、「楽だからと言ってくれましたが、芝居にしても人ととしても、慣れた演技や付き合い方は絶対にイヤなんです」と持論を展開すると、若松監督は強くうなずいていた。
5月29日に100歳で逝去した新藤兼人監督については、「ああいう人は世界でひとり。僕はあの人のマネをしているようなもの。尊敬できる監督は新藤さんしかいない。あの人みたいに、映画監督として終わりたいな」と偲んだ。
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