片岡孝太郎、昭和天皇役で24年ぶり米映画出演 西田・桃井らベテラン勢も
2012年5月16日 06:00

[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優の片岡孝太郎が、ピーター・ウェーバー監督がメガホンをとるハリウッド映画「エンペラー(原題) Emperor」に、昭和天皇役として出演していることがわかった。片岡の米映画出演は、スティーブン・スピルバーグ監督作「太陽の帝国」(1988)以来約24年ぶり。トミー・リー・ジョーンズ扮するマッカーサー元帥と相対する。
今作は、太平洋戦争直後の日本とアメリカの史実をもとに描く壮大なドラマ。日本からはキャスティング・ディレクターとして世界的に活躍する奈良橋陽子氏、息子で俳優の野村祐人らがプロデューサーとして参加している。2月に「ノルウェイの森」に出演した女優・初音映莉子の出演が発表されたが、このほど日本人キャストの全ぼうが明らかになった。
日本人留学生・島田あや(初音)の叔父に当たる鹿島大将役を、西田敏行が演じる。日本側の運転手兼通訳として物語の鍵を握る人物・高橋には、「ラストサムライ」「47RONIN」など海外で活躍する羽田昌義の起用が決定。また、伊武雅刀が米政府から戦争責任を追及される木戸幸一内大臣、夏八木勲が関屋貞三郎宮内次官、中村雅俊が近衛文麿元首相、火野正平が東條英機、桃井かおりが鹿島大将の妻に扮する。
今回発表された俳優陣は、1月中旬にニュージーランドでクランクインした撮影現場に随時参加。3月には日本政府の特別な許可のもと皇居前での撮影も極秘裏に敢行され、急ピッチで製作が進んでいる。映像が完成していないのにもかかわらず、ベルリン国際映画祭のフィルムマーケットでは各国のバイヤーから問い合わせが殺到。5月16日から開催されるカンヌフィルムマーケットで、世界初の映像が解禁される。
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