【全米映画ランキング】「ハンガー・ゲーム」V5ならず。新作3本が上位に
2012年4月24日 20:30
[映画.com ニュース] 3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、コメディアンのスティーブ・ハーべイのベストセラー小説を映画化した「Think Like a Man」が、約3300万ドルのオープニング興行収入で首位デビューを果たした。
同作は「バーバーショップ」「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」のティム・ストーリー監督が、ロサンゼルスを舞台にアフロアメリカンの恋愛模様を描いた群像コメディ。キャストはマイケル・イーリー、レジーナ・ホール、タラジ・P・ヘンソン、ガブリエル・ユニオンら。
約2280万ドルで2位デビューとなったのは、「きみに読む物語」「メッセージ・イン・ア・ボトル」で知られるニコラス・スパークスの原作小説を、ザック・エフロン主演で映画化した恋愛ドラマ「一枚のめぐり逢い」。イラクの戦場で一枚の写真を見つけた米軍兵士(エフロン)が、写っていた女性に惹かれ、帰国後その女性の居どころを探し出して会いに行く。互いに惹かれ合う2人だったが、彼女には悲しい過去があった……というストーリー。批評家からはかなり厳しい意見が出ているが、まずまずのスタートを切った。共演はテイラー・シリング、ブライス・ダナー。監督は「シャイン」「ヒマラヤ杉に降る雪」のスコット・ヒックス。
3位は4週連続の首位からついに陥落した「ハンガー・ゲーム」。公開5週目で約1450万ドルの興収。累計興収は約3億5600万ドルとなり、1993年のメガヒット作「ジュラシック・パーク」と並び全米歴代19位につけている。
その他、4月22日のアースデイ(地球の日)に合わせて公開された動物ドキュメンタリー「Chimpanzee」が4位にランクインした。
今週末は、ジャド・アパトウ製作、ジェイソン・シーゲル主演のコメディ「The Five-Year Engagement」(共演エミリー・ブラント)に、ジョン・キューザックがエドガー・アラン・ポーに扮したスリラー「The Raven」、タランティーノの盟友ローレンス・ベンダー(製作)とジェイソン・ステイサムがチームを組んだアクション「Safe」などが公開される。