「スモーキング・ハイ」監督のリメイク版「サスペリア」、9月撮影開始
2012年4月11日 15:00
[映画.com ニュース] イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督の1977年のヒット作「サスペリア」を、デビッド・ゴードン・グリーン監督がリメイクすることが決定した。米クライム・シーン・ピクチャーズが4月10日に発表したもので、9月にクランクインが予定されている。
「サスペリア」は、アメリカからドイツの名門バレエスクールに入学した美少女スージーが連続殺人事件に遭遇し、やがて隠し扉の向こうにいる魔女と壮絶な殺し合いを繰り広げるというカルトホラー。赤を基調とした悪夢のような色合い、イタリアのロックバンド「ゴブリン」が手がけた音楽でも有名だ。
米Wrapによれば、リメイク版のメガホンをとるグリーン監督は08年頃からこの企画に興味を示しており、一時は女優ナタリー・ポートマンが主演すると噂されていた。しかしポートマンはその後、ダーレン・アロノフスキー監督のスリラー「ブラック・スワン」で主人公のバレリーナ役を演じていることから、リメイク版に主演する可能性は低いと見られている。プロデューサー陣は現在、主演女優のキャスティングを行っている最中のようだ。
グリーン監督のこれまでの作品には、爆笑コメディ「スモーキング・ハイ」や「Your Highness(原題)」、ゴシックスリラー「アンダートウ 決死の逃亡」などがある。